「ファンに声をかけられる?」というテーマで話が進み、長田庄平は街では「そろりそろりって言われますね」と話した。これは長田の鉄板ネタである、狂言師・和泉元彌のフレーズである。昨年末の『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では本人とも共演し、直接指導も受けていた。これには、明石家さんまも「やっぱり元彌さんが印象的なのか」と関心しきりだった。
一方の松尾駿も得意ネタのIKKOの印象が強く、「街では『IKKOさんだ』と言われる」ようで、指を立てたポーズで返しているようだ。ヒロミが「本物のIKKOがこっちに寄せてきているから。『どんだけ〜』ってこれまであまり言わなかったのに、流行ったら言うようになったからね」と話し、笑いを誘っていた。さらに、長田からも「こいつのものまねのクオリティが上がってきて、IKKOさんも寄せてきているので、すごいチューニングが合ってきている」とも話した。
これを受け、ネット上では「『そろりそろり』ってすごい呼ばれ方だな」「確かに2人とも名前よりネタのインパクトが強い」といった反応が聞かれた。
ご本人がいつの間にかものまね芸人の方に寄せてくるパターンは、「芸人あるある」のひとつである。松村邦洋は西田敏行や津川雅彦(故人)のマネをしていたが、番組で共演したことで「俺はそんなんじゃないよ」と言いながらも、笑って許してもらい演技指導を受けた。じゅんいちダビッドソンも、ご本人の本田圭佑と食事に行く仲で、じゅんいちがサッカーに詳しくないため、話す内容はものまね話のようで、ネタに磨きがかかっているようだ。
この日の放送では、NHKの『おかあさんといっしょ』で体操のおにいさんを務めた「“よし”お兄さん」こと小林よしひさも民放初出演となった。小林も街では「ブンバボンだと言われる」ようだ。これは体操の曲であり、番組でも披露された。これにも、ネット上では「さんまさんに『ブンバボン』ハマっているようで何より」「小倉優子とかSHELLYとか芸能界のママタレにもファン多いんだな」といった声が聞かれた。
名前を覚えてもらえなくても、ネタで知名度が獲得できるのは名誉なことかもしれない。