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上位陣はほぼ安泰 “平成最後の本場所”大相撲春場所が開幕

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白鵬

 5月1日から新元号に移行することに伴い、“平成最後の本場所”となる大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)。10日、遂にその戦いの火ぶたが切って落とされた。

 ここまでの2場所で「24勝」をマークし、今場所に大関獲りがかかる貴景勝(東関脇)は妙義龍(西前頭2枚目)と対戦。立ち合いからの強烈な突き押しで、三役経験も豊富な実力者を“秒殺”した。「10勝以上で当確」とされている大関昇進に向け、初日から取りこぼすことなく白星を確保している。

 先場所の優勝力士である玉鷲(西関脇)は、過去対戦4戦全勝と相性のいい錦木(東前頭3枚目)と激突。のど輪を交えた押しで相手を引かせ、そのまま押し出しで白星を手にした。2場所連続優勝、そして翌場所での大関獲りへ向け、良い形で今場所を滑り出すこととなっている。

 負け越しで関脇陥落となるカド番の栃ノ心(東大関)は、突き落としで大栄翔(前頭2枚目)に勝利しまずは1勝。ただ、相撲内容は完全に大栄翔が上回っていたことを考えると、残る14日間も連日苦しい取組が続いていきそうだ。

 その他の上位陣の結果は、白鵬(東横綱)が突き落としで北勝富士(西小結)に、高安(東大関)が寄り切りで魁聖(東前頭筆頭)に、豪栄道(西大関)が押し出しで遠藤(西前頭筆頭)にそれぞれ勝利。“荒れる春場所”という世間的なイメージとは裏腹に、初日はほとんどの上位陣が安泰となっている。

 一方、唯一“荒れる”結果となったのが、鶴竜(西横綱)対御嶽海(東小結)の一戦。鶴竜は立ち合いの攻防からはたきで揺さぶりを図ったが、これに反応した御嶽海から逆にいなしを被弾。体勢が崩れた鶴竜は苦し紛れの引きを見せるも通用せず、送り出しで痛恨の初日黒星を喫してしまった。

 以上が初日における上位陣の結果となっているが、もちろん今場所はまだまだ始まったばかり。“平成最後の優勝”をかけた残り14日間の戦いは、果たしてどのような展開を見せていくのだろうか。

文 / 柴田雅人

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