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カーネルおじさん人形カブス入り濃厚

 大阪・道頓堀川から引き揚げられた「日本ケンタッキー・フライド・チキン」のカーネル・サンダース人形の争奪戦が勃発し、なんと米メジャーリーグの古豪シカゴ・カブス(本拠地リグレー・フィールド)が獲得しそうなことが14日までに分かった。米紙USAトゥデー(電子版)が報じている。カブスは1908年以来、100年もワールド・チャンピオンから遠ざかっている超人気球団。この“呪い”を解くため、無事引き揚げられたカーネルおじさんの力を必要としている。

 イリノイ州シカゴで1871年に創設されたカブスは、ナ・リーグ優勝16回を数える古豪ながら、ここ100年、つまり1世紀優勝がない。カブスファンは、その原因を“ビリー・ゴートの呪い”と思いこんでいる。
 いつも山羊を連れて観戦していた熱狂的ファンのビリー氏を本拠地リグレー・フィールドから追い出したのが始まり。カンカンに怒ったビリー氏は「2度とこの球場でワールドシリーズは行われないだろう」と不吉な予言を残して去った。以降、すっかりチームは低迷し、あと一歩のところまで迫っても不幸な偶然に邪魔されるなどして優勝することはなかった。

 米紙USAトゥデーが12日付で報じた記事によると、ケンタッキー・フライド・チキン本社のオーナーがそんなカブスに対して、「カーネルおじさん人形を獲得して呪いを解き放つべき」と強く進言したという。
 同紙は、ケ社の略称KFCをもじって「Kentucky Fried Cubs the answer?」の大見出しで人形引き揚げのニュースを写真付きで報じている。
 「本紙吉報の通り、日本の大阪ではKFCのカーネル・サンダース像がついに見つかったことに対して、多くの野球ファンが喜びの声を上げている」とする続報だ。
 1985年の阪神タイガース優勝以来、川に投げ込まれたカーネル像の呪いでタイガースが優勝から遠ざかっている事実を説明。記事は「しかしそのカーネル・サンダースの呪いも川から引き揚げられたことで解けたのだ。でも、この話はここで終わらない。KFCの代表取締役ロジャー・イートンは、カブスのオーナーに『像を借りるべき』と逆オファーの手紙を送った。『我々は親愛なる日本の同僚に像の借り受けを強く求めているところだ。開幕初日までに何としてもサンダース像がほしい』と」と報じている。

 カブスには、WBCで連覇を狙う背番号1の福留孝介外野手(31)のほか、フィリーズを退団した田口荘外野手(39)が今季マイナー契約している。
 昨季はシーズン序盤の好調を維持できなかった福留選手にとってはWBC中の朗報だろう。

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