切り返しからボールをインパクトするまでの動きがダウンスイングです。
ダウンスイングでは、クラブの軌道とフェースの面、この2点に気をつけましょう。
実際はここで力んでしまう人が大半なのですが、あまり力が入り過ぎると前傾姿勢が保てずインパクトで伸び上がってしまいます。なるべく力まずに動かしてあげましょう。
多くのレッスンプロは雑誌などに「体の回転で打つ」とか「手を使わずに腰を切れ」と書いてありますね。しかし、実際は柔軟性や筋力が足りないと体の開きがはやくなったり、伸び上がったりしてしまうのです。勘違いしていませんでしたか?
さあ、ダウンスイングにおける手とクラブの動きをきちんと意識して練習しましょう。
◎ここがポイント
ダウンスイングでは体重が徐々に左足に乗っていく。このとき、右のワキが開かないように注意する。右手首の角度も保つように意識してみよう。ここでのキーポイントは左足の踏み込み。ダウンスイングの始動で左足を踏み込むことにより左サイドの壁を作ること。右肩も突っ込まないように意識しよう(1)
一番多く見られるミス。トップから右手だけで打ちにいって、右手首の角度がほどけてしまっている(3)
これが腰の回転で打とうとしてインパクトで伸び上がってしまった例。クラブが寝てしまいダフリ、引っ掛けの原因になる(4)
力みすぎて体が突っ込んでしまっている。これだとインパクトで窮屈になるために体が伸び上がってしまう(5)
クラブがアウトサイドから入ってきてしまう。これだとスライスの原因になる(6)
すくい上げようとしてクラブが寝てしまっている。これではダフリやすくなる(7)
右手に力が入りすぎて右ひじが上がっている。これはフライングエルボーという(8)
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<プロフィール>
おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。