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ザック画策 香川真司ブラジルW杯後にACミラン移籍(1)

 4年をかけて準備してきたブラジルW杯初戦のコートジボワール戦(日本時間6月15日)に向けて、ザックジャパンは5月30日に米フロリダ入り。タンパ近郊のクリアウォーターでブラジルの猛暑に備える調整に着手、現地で2試合の強化試合をこなした後、6月7日に決戦の地へ移動する。
 「国内壮行試合のキプロス戦では走り込み中心の直前合宿の反動もあり、格下相手に1点勝利するのがやっとでしたが、日本を離れ雰囲気も一変。協会首脳を安堵させています」(スポーツ紙サッカー担当記者)

 そんなチームの中にあって、指揮官ザッケローニ監督(61)の奇妙な言動が目立っている。ほんの半月前までは親日派を強調、ブラジルW杯後も代表監督の続投を示唆していた。協会側も「W杯本大会で決勝トーナメントに進出した場合、再契約もあり得る」と応じていたのだが、離日後は手のひらを返したかのように“撤退”に方向転換。協会首脳や選手らに「W杯を最後に日本を離れる」と漏らし、周囲を慌てさせている。
 この手の情報話はすぐに広まるもので、取材陣の間でもいろんな憶測を呼んでいる。
 「先のキプロス戦が示すように現状の日本代表では予選リーグ3連敗の可能性だってある。そうなってからでは万事休す。続投どころか、新たな就職口も見つからなくなる。そうなる前に思い切ったバクチを打ち、日本脱出を図っているのです」(サッカー専門誌記者)

 そのキーマンは、エースの本田圭佑(27=伊ACミラン)だという。レーシック手術、右膝と左足首の古傷の再発、年末年始には頸部に10センチのメスを入れていた。所属クラブで出番がない精神的ストレスも重なり、自慢のFKにも陰りが見られる状態。こんな「壊れかけたHONDAと心中は御免」とばかり、ザッケローニ監督は、W杯では本田をベンチに追いやる戦術も温めているというのだ。
 元日本代表のサッカー解説者が、その仰天プランの中身を明かした。
 「本田が使い物にならないことはとっくにわかっていたから、サプライズでMF大久保嘉人(31=川崎)を抜擢したのです。欧州サッカー至上主義のザッケローニ監督は、今まで大久保を評価していなかった。スペインのマヨルカ時代は39試合5得点。独ヴォルフスブルクではノーゴール。日本代表では5得点しているとはいえ、エジプト、タイ、オマーン、シリアからのもの。『本田や香川とはレベルが違う、世界では通用しない』と見下していたのです」
 「それでも土壇場で大久保を呼んだのは、本田に見切りをつけたからです。ザッケローニ監督は、得点力のあるトップ下としての起用を考えている。1トップのFW柿谷曜一朗(24=セ大阪)、右サイドのFW岡崎慎司(28=独マインツ)、左サイドのFW香川真司(25=英マンチェスターU)と連携して、とにかくシュートを積極的にどんどん打つ戦略です。この4人なら、必然的にそうなるはず。もっともこの大久保投入のプランは監督の意思ではなく、サッカー協会首脳の強いプッシュによるもの。当初は突っぱねる考えだったようですが、想像以上の本田の出来の悪さを目の当たりにして、渡りに船と考えたのでしょう」(同・解説者)

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