調査は11月18日〜25日に、10代〜40代の全国のオリコンモニター男女1000名を対象に、インターネットを通じて実施された。
1位の能年は文句なしだろう。大ヒットとなったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、主役の天野アキ役を演じた能年は、これまで、ほとんど無名に近かったが、一気にブレイクした。
問題は、「あまちゃん」後だろう。現在、CM出演は1本だけ、来年夏に公開予定の映画「ホットロード」で主演することが決まっているが、極めてメディアへの露出が少ないため、忘れられてしまう危険性も…。
続く2位になったのは、「あまちゃん」でアキの母・春子の若き頃を演じた有村架純。有村は「あまちゃん」の放送終了後、次々にCMオファーが舞い込んで、現在11本に出演中。「あまちゃん」で、いちばんトクをしたのは有村かもしれない。
今年に入って、「とんび」(TBS系)、「ヴァンパイア・ヘヴン」(テレビ東京系)、「ショムニ2013」(フジテレビ系)、「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(TBS系)と4クール連続で、連ドラにレギュラー出演し、多数のCMにも出ている本田翼が3位にランクイン。
「あまちゃん」を超える勢いを示している朝ドラ「ごちそうさん」で、主役を務める杏は4位に入った。昨年の大河ドラマ「平清盛」で大器の片りんぶりを見せつけていた杏だが、「ごちそうさん」で開花した。
5位は「ビブリア古書堂の事件手帖」(フジテレビ系)、NHK大河ドラマ「八重の桜」、「クロコーチ」(TBS系)などに出演した剛力彩芽。こちらは、もうブレイク済みといってよかろう。
そして、「あまちゃん」でアキの同級生・足立ユイ役を演じた橋本愛が6位に入った。10月からは、「ハードナッツ! 〜数学girlの恋する事件簿〜」(NHK・BSプレミアム)で主演を務めているが、いかんせんBSとあって、「あまちゃん」後の印象度では、有村に劣る感が否めない。
7位には「あまちゃん」でアキの母親役を演じた小泉今日子が入ったが、こちらはブレイクというより、“復活”と表現した方が適切だ。
「半沢直樹」(TBS系)、映画「おしん」「武士の献立」などに出演した上戸彩が8位となったが、剛力同様、こちらもブレイク済み。
AKB48を卒業した前田敦子は、「幽かな彼女」(フジテレビ系)、「あさきゆめみし〜八百屋お七異聞」(NHK総合)などに出演し、9位にランクイン。
「Woman」(日本テレビ系)、映画「脳男」「地獄でなぜ悪い」などに出演した二階堂ふみが、10位に入った。
ブレイクといえば、能年同様、朝ドラ「純と愛」で無名女優から一気にブレイクした感があった夏菜だが、トップ10入りはならず。「純と愛」終了後、一時は出演機会が減ったが、最近はCMや映画「タイガーマスク」に出演するなど、盛り返している。
果たして、2014年はどんな女優がブレイクするか、今から楽しみである。
(坂本太郎)