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お笑い芸人アルバイト事情(後)

 『R-1ぐらんぷり2014』には、無名のファイナリストが揃った。なかでも異彩を放っていたのは、中山女子短期大学。幸薄そうな彼の生計は、およそ7年にわたるアルバイトで立てられていた。今も働いているのは、大阪市内の有名店「ポン太青果」。この八百屋、バイトをすると売れるというジンクスがある。

 オーナーは、地元・関西で有名なピン芸人・土肥ポン太。小籔千豊やCOWCOWと同期で、かつてバイトしていた青果店から独立して、現在は2店舗を経営している兼業芸人だ。レイザーラモンHG&RG、吉本新喜劇の宇都宮まきも、かつては雇われており、いずれもブレイク。自身も2007年と08年に“R-1”の決勝舞台を踏んでおり、今回の中山がそれに続いたことで、“売れる八百屋”のジンクスが広まった。

 接客は話芸を磨くに最適だと、あえてホストの世界に飛びこむ者も多い。有名なところでは、それを芸風にしたヒロシ。およそ3年間、東京・三鷹で経験したが、月収は最高時で8万円だ。不人気では、次長課長の河本準一も同じ。美しさより、カラオケの盛りあげ隊として、重宝された。

 “THE MANZAI”の11年&12年度のファイナリストになったテンダラー・白川悟実は20代のころ、ショーパブのダンサー兼ホスト。そんなテンダラーと同じく、今年が結成20周年の“収納王子コジマジック”こと小島弘章も、かつてはホストクラブで働いていた。あまり知られていないが、小島はオーケイという漫才師。しかし、相方の岡山祐児は、関西を拠点にしたままのため、コンビ活動は休止中。売れる前は、そろって夜の仕事に就いていた。

 ほかにも、死体洗いやアダルト映像への出演、新薬の実験台やパーティーのさくらなど。興味本位でトライして、トークライブのネタにする芸人は多い。このようなアンダービジネスの世界にメスを入れるのも、おもしろそうだ。(伊藤由華)

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