◎ロッカフラベイビー
キャットコインが勝ったクイーンCは古馬1600万級の好タイム。そこで僅差4着のアンドリエッテがこの世代の一線級が揃ったチューリップ賞で2着。単純に走破時計だけで計れない面はあるが、平凡だったフェアリーS組よりもクイーンCで0.4秒差のロッカフラベイビーを上位に考えたい。
ここまで3戦全て後手を踏んでいるだけに中山内回りへのコース替わりは不安だが、血統的に1600→1800の距離延長は望むところ。前半の流れが落ち着くようなら、これまでよりも前の位置取りでの競馬が可能。2戦目の中山・ひいらき賞では直線で馬群を捌くのに手間取りながらも僅差3着しており、コース自体は不得手とは思えない。前記の力量比較から、レースの流れにさえ乗れれば直線で抜け出してくるだろう。
相手本線には、フェアリーS勝ちのノットフォーマルよりも同2着のローデッドを。
展開に恵まれての逃げ切り勝ちよりも、2000→1600の距離短縮に戸惑いながらも、出遅れた分を中盤に補いつつ早目に前を捉えに行ってしぶとく2着を確保したレース内容を評価したい。敗れはしたものの、長くいい脚を使っている。1Fでも距離が延びるのはプラスだろう。
以下、連勝中のアルビアーノとディアマイダーリン、再度展開利を狙うノットフォーマル、新馬戦で粗削りながらもスピードの違いを見せつけたサトノフラリッシュ、ひと叩きしたジャポニカーラなどおさえは手広く。
馬連 流し
(14)-(1)(2)(3)(8)(11)(12)
3連複 軸2頭流し
(2)(14)-(1)(3)(8)(11)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。