「爆笑問題は現在はタイタン所属ですが、もともとは太田プロダクションの新人として芸人のキャリアをスタートさせています。この事務所は、ビートたけしが独立してオフィス北野を構えるまで所属した関東のお笑い事務所の老舗です。たけしは独立後も、太田プロ所属のダチョウ倶楽部や松村邦洋のほか、2014年に亡くなった春一番などに目をかけてきました。爆笑問題も同様の存在であったといえるでしょう」(放送作家)
太田は同世代に同じく『ビートたけしのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の熱心なリスナーだった。太田プロからスカウトが来た時には「たけしさんがいた事務所だ」と驚いたという。
「爆笑問題は1990年に事務所から一方的に独立したことで、3年にわたり業界の仕事を干されます。やはり、たけしさんとしてもその間はどうすることもできなかったのは確かでしょう。さらに、同年に代打を務めた『オールナイトニッポン』でも、『たけしさんが死んじゃいました』と太田が毒舌を吐き、弟子のたけし軍団やファンの怒りを買いました。ただ、共演した2007年の『たけしの日本教育白書』(フジテレビ系)では、小倉智昭の髪の毛をイジる太田にたけしが乗っかるなど見事なコンビネーションを見せています。やはり、爆笑問題も“たけしチルドレン”の一人なのでしょう」(前出・同)
71歳のたけしの挑発に太田がどう応えるのか。今後の展開を期待して待ちたい。