「カミナリは、ボケの竹内まなぶとツッコミの石田たくみからなるコンビです。出身地の茨城弁を生かした漫才と、たくみの鋭い“どつき”が特徴ですね。『M-1グランプリ2016』(テレビ朝日系)の決勝進出で、広くその名が知られるようになりました。その後の年末年始特番から出演を増やしたタイミングの良さもブレイクにつながったのでしょう。さらに、漫才のスタイルに反し、2人は幼稚園からの幼なじみというギャップも受けているのかもしれません」(放送作家)
カミナリが受けているのは、キャラクターばかりではない。所属事務所も関係しているようだ。
「カミナリの所属事務所はグレープカンパニーです。サンドウィッチマンを筆頭に、永野などブレイク芸人を多く排出しています。大手の場合、大物芸人を出す代わりに、新人芸人をセットで出してもらう“バーター”と呼ばれる売り方が一般的です。しかし、グレープカンパニーは小さな事務所のため、カミナリ単独のオファーが可能です。ギャラも大手の芸人に比べて低めにおさえられているのではないでしょうか」(前出・同)
あらゆる意味での“使い勝手の良さ”が、カミナリのブレイクにつながったといえるだろう。