本作は強制執行により、財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収する国家公務員・執行官の日常を描くお仕事コメディドラマ。執行補助者としての道を歩み始める主人公・吉野ひかりを伊藤沙莉が演じる。
第1話は、ペット業界で働きたいという夢を抱いていた主人公のひかりは、都心にあるペットスパサロンへの就職が決まり、さらに会社近くの激安アパートを発見。順風満帆かと思いきや――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第1話では、判決に従わない債権者に対し、強制的な実行力を持つ「執行官」である小原樹(織田裕二)に対するひかりの言動に、視聴者から不快感を訴える声が殺到している。
今回は、激安物件に住む別の住民が、家賃を滞納して訴訟を起こされ敗訴し、退去を命じられていたことが判明。小原が動産差し押さえの執行を行うという展開が描かれた。
しかし、許可なく住居に入ることが許されている執行官である小原が、ドアの鍵を開けて入り、家の中の物を差し押さえしてといういく様子を見たひかりは「私の常識から考えて、あなたがやってることはやっぱり変です」と小原に指摘。
さらに、「人の家にずかずか入ってお金返せって……。まるで闇金とかヤクザみたいで、とてもまともな仕事とは……」と苦言を呈すという場面があった。
この発言に、ネット上からは「失礼すぎる」「債務者は被害者じゃなくて加害者なんだが」「執行官がまともじゃないなら家賃滞納してない人はなんなんだよ」「主人公が非常識すぎてツライ」「主人公の考え方の方が変だよ」という批判が多く集まっている。
「第1話では、基本的にアパートを無理矢理追い出される債務者の方が可哀想、怠けていたわけではなく、仕事が上手くいかないために仕方なく家賃を滞納してしまったという描写が描かれました。しかし、債権者、この場合は大家にとって、裁判までしたのに判決に従わない債務者は損害を与える存在でしかないのが事実。まるで被害者のように描いた制作側にも疑問の声が集まっていました」(ドラマライター)
果たして今後、主人公の認識はどう改められていくのだろうか――。