番組で公開されたのが、今月4日、神戸市西区にあるギョーザの無人販売店で撮影された防犯カメラの映像。手提げカバンを持った男が店内をうろうろと歩き回り、冷蔵庫の中の商品をカバンに素早く商品を入れ、会計をすることなく何事もなかったかのように店を後にしたのだ。
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この店舗では、3か月足らずで6件の窃盗被害が頻発。警察に被害届を出したが犯人は捕まっていないという。番組では他にも、東京・大田区にあるお肉専門の無人販売店での窃盗被害について紹介。防犯カメラを死角なく設置していたものの、馬刺し肉を4種類、計15点ほど、販売金額で約3万円が盗まれてしまったという。店はやむを得ず窃盗犯の顔を店内に張り出し、「万引きはSNS拡散する」という強い口調の警告文を張り出している。
この強硬姿勢について、運営会社は「賛否の声がある」と認めつつ、「二度と同じ犯人に店に来てほしくない。同じようにマネをして万引きする人が現れないよう予防の意味も込めた」と話していた。
番組では、その顔はモザイクがかけられていたが、店が犯人の顔を晒すことについて、若狭勝弁護士は「犯人検挙につながって被害を少しでも減らすという正当な目的の下でやっている限りであれば、名誉毀損という形にはならない」と言及。
続けて、谷原は「1件1件は小さくても、やっぱり数が大きいと数が積み重なっていきますと、経営を揺るがしかねないような大きな金額になってしまう。この万引の被害、経営資源を抑えるためにも無人販売をしてるのに難しいですよね」と話していた。
ネットでは「谷原さん一つ一つは小さくてもって仰ったけどさっきの犯人一回で3万盗ってるの相当大きいよ」「回数が増えれば被害が大きくではなくて一度でも被害が出てるんだよ。たった1回でもそれは許しちゃいけないんだよ」「窃盗に盗んだ数は関係ないだろ」といったツッコミが。また、若狭弁護士の発言に対しても「犯人に名誉なんてあるんか?」「犯罪者の名誉毀損?」という指摘が寄せられている。