警察によると、男は2022年9月4~5日、沖縄県内の40代男性が住む家の駐車場にまきびしやくぎなどを撒いた。男性はスリッパで歩いていたものの、まきびしが足裏に刺さり、全治2週間の怪我をした。また、親族の車もパンクをしたとのことだ。男は別の窃盗事件で逮捕されており、今回で4回目の逮捕であることが警察によって明らかになっている。
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男が犯行に使用したと見られるまきびしは、かつて忍者が使用していた道具で三角錐の形をしている。忍者が敵から逃げる際に地面にばら撒くことで怪我をさせる、あるいは踏まないように速度を落とす狙いがあるもの。現代では使用しない「武器」であるが、ネットで販売されているのが実情だ。
この事件に、ネット上では「まきびしを持っていることが異常。こんな危ないものを撒くなんて信じられないし、子どもが踏むと大怪我をする」「どうしようもないやつ。絶対に5回目があると思う。法律がおかしい」「まきびしを売っていることに驚く。法規制するべきではないか」「売る側もネット販売なので相手の素性がわからない。危険なものを売って良いのか」という声が上がっている状況だ。
まきびしにもいろいろな使い方があるものと見られるが、実際に犯罪に転用されたことは事実である。少なくとも、これまで3回逮捕歴がある人物が簡単に購入できるシステムは、異常と言わざるを得ないだろう。