嵐は現在、グループ活動を休止中。99年のデビューまで、メンバー5人はさまざまなジャニーズJr.内ユニットに属していた。「櫻葉」もそのひとつ。櫻井翔と相葉がシンメトリーになったころに誕生したペアだ。
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嵐では94年に大野智、翌95年に櫻井、翌96年に松本潤、二宮和也、相葉がジャニーズ事務所に入所。ジュニア時代は、京都で上演されていた舞台に出演するために移住していた大野、櫻井と二宮、松本と相葉という、3派に分かれていた。
相葉と櫻井は年次が違うため、接点もほぼゼロ。相葉が嵐のなかで連絡先を交換したのは、櫻井が一番最後だった。そのフリがきいていたせいか、櫻葉が生まれた後は大の仲良しになった。
地方コンサートの宿泊先で同室になったときは、小さな湯船に一緒に浸かった。誕生日には「お誕生日、おめでたまきん」「ありがたまきん」と言い合って、笑い合った。今でもこのホットワードは、お互いのバースデーLINEで使い合っている。
「ちょっと下品なこのあいさつは、漫画『おぼっちゃまくん』です。2人は子どもの頃、『おぼっちゃまくん』が大好き。作中の“茶魔語”が友情を育むきっかけでもあったので、コンサートで『ともだちんこ』と笑い合うこともありました」(ウェブマガジンのネットライター)
「月刊コロコロコミック」で「おぼっちゃまくん」を読んでいた子どもたちは、30代から40代の大人になった。それに伴い、18年に文芸誌「小説幻冬」で大人向け漫画が連載となって復活。ゲームアプリのパズドラでも、根強い人気がある。
相葉と櫻井の距離も縮めた「おぼっちゃまくん」。昨年9月には、一般人女性との結婚をダブルで発表した2人。まさに「おめでたまきん」の面目躍如だったといえる。
(伊藤由華)