「彼と交際を始めて、最初に家に行った時です。ドアを開けるとすぐにダイニングがあり、向かいにドアが2つ並んでいました。右の部屋はリビングのようで、テレビやソファが置いてありました。隣はきっと寝室なのだろうと思いました。
>>口の中を覗きたがる彼に~女がドン引く瞬間~<<
リビングでお酒を飲んでいたんですね。だんだん雰囲気も良くなり、そろそろ寝室に移るのかなと思ったんですが、移動はせず、そのままソファの上で行為に及びました。
その日はそれで良かったんですが、何度訪れても隣の部屋に入らないんです。こっちも聞くに聞けず、不審に思うようになりました」
“開かずの間”にはいったい何が隠されているのか。気になった彼女は、ついにある行動に出たそうだ。
「彼がコンビニに行ったタイミングで、隣の部屋を覗いてみたんです。ゆっくりとドアを開けると、部屋は暗かったんですが、正面にパソコンがあり、画面の明かりだけがついていました。
パッと横を見ると、ベッドが置いてありました。そこに、人影がありました。仰向けに寝そべっている男性がいて、じっとこっちを見ているんです。私は悲鳴を上げそうになりましたが、グッとこらえ、“すみません”と言ってドアを閉めました。
後日、彼に真相を尋ねてみました。男性の正体は、“部屋をシェアしてる相手”だと。2年前ぐらいから部屋を出なくなり、引きこもり始めたんだそう。ということは、私が家にいる時ずっと隣にいたわけです。ゾッとしました」
引きこもりとのルームシェアだったわけだ。男はじっと息を潜めていたのだろうか。その忍耐力は評価すべきかもしれない。
写真・Oscar Daniel Rangel Huerta