>>みやぞん『イッテQ』のギャラをカミングアウト?「家は買えないだろ」有吉ゼミの企画にも疑問<<
この日の『イッテQ』は「2021年総決算アワード」と題し、2021年に放送された名場面や珍場面を振り返った。
視聴者の間で問題視されたVTRは前半に流れた。出川哲朗とデヴィ夫人は石垣島の古民家ホテルを訪れた。石垣島に昔からある古民家を改造した民宿に泊まることになったふたり。見た目は立派だが、デヴィ夫人は小さい風呂場が気に入らなかったようで「ノーサンキュー」と宿泊を断った。
ここでデヴィ夫人には泊まるホテルに強いこだわりがあるとして、過去の番組スタッフとの宿泊先に関するやりとりを収めたVTRを放送。数年前、番組ロケでイタリアの一つ星ホテルに泊まったが、内装がかなり劣化しており、デヴィ夫人は部屋に入ると「これは悲しくなりますね」と一言。さらに続けて「ここはちょっと悲しくなって自殺したくならない?」とつぶやくと、出川は「そんなことない!」と夫人をなだめた。
ここまではいつもの『イッテQ』でよくあるシーンなのだが、このVTRが放送された19日は女優・歌手の神田沙也加さんが北海道で滞在先のホテルの客室から転落し死亡した件が報じられたばかり。そのため「ホテル」「自殺したくならない?」といったワードに敏感になっている一部視聴者はデヴィ夫人の発言に「今のはちょっと不謹慎では?」「沙也加ちゃんが亡くなったこの日にこの発言はきつい」「できれば今のシーンはカットしてもらいたかった」といった声が続出していた。
数年前のシーンであり、事故当日の放送であったため番組スタッフ側に悪意があったわけではないのは明らかだが、デヴィ夫人の「自殺したくならない?」は1分に満たないシーン。カットすることは容易と思われたのか非難の声があがってしまったようだ。