警察によると、男は今年7月、尼崎市の商店街で88歳の女性に心配するような振りをして近づき、手押し車に入っていたバッグを盗んだほか、昨年12月26日にも同市の商店街で81歳の女性に「お金を落としていないか」と声をかけ、カバンの中から現金を盗んだ。
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この他にも同じような手口で犯行を重ね、警察が約7年間で63件、被害総額300万円を裏付けたとのこと。また、被害者は60~90代の男女で、そのうち54人が女性だった。男は商店街で盗みを繰り返していたことから、警察の間で「商店街荒らしのおっちゃん」と呼ばれていたという。警察の取り調べに対し、男は「年貢の納め時」「競艇の金が欲しかった」と話し、手口については「捕まらないよう、自分より弱そうな人を狙った」と話しているとのことだ。
弱い高齢者を食い物にするような犯罪の数々に、「許せない。こんな人間じゃ年金ももらえないのだろうけど、真面目に働けよ」「親切心を装って犯罪をするのが最低最悪。絶対に実刑にしてもらいたい」「改心をする年齢でもないし、仮に世に出てくればまた同じことをするのは明白。死ぬまで刑務所で臭い飯を食ってもらいたい」と怒りの声が挙がる。
また、「もう他人の親切心を信じられない世の中になった」「こういう事件を聞くたびに、治安の悪化を感じる」「関西は人情の街なんて、今は昔。もう誰も信じちゃいけないよ」「同じ年代から優しくされたら、気を許してしまうかも。気をつけないといけないね」という指摘が上がっていた。