米ノースカロライナ州在住の女性が、ホットパンツの締め付けが原因で、敗血症性ショックに陥り入院する事態に発展したと、海外ニュースサイト『BuzzFeed』『Mirror』などが10月5日までに応じた。
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報道によると3年前のある日、当時25歳の女性は男性とデートに出かけた。この日は男性との初デート。女性はお尻がはみ出るようなデニムのホットパンツをはいて出かけたという。ホットパンツは締め付けがきつく、女性は不快な感じがしていたが、気にしないようにしていたそうだ。SNSに投稿された写真を見ると、女性は中肉中背の体型と推察される。
8時間ほどデートを楽しんだ後、女性は帰宅。翌日、女性はお尻の割れ目付近に痛みを感じた。気分もすぐれなかったという。夜には赤く大きな腫れがお尻に発生、刺すような痛みが増したという。デートから2日後、女性は病院へ。医師からは何らかの皮膚感染症と診断され、抗生物質を処方された。
翌朝、女性の症状はさらに悪化、全身に痛み、震え、動悸が出て歩けないほどであった。女性は母親の付き添いで再度病院へ。医師からは「敗血症性ショックを起こしている」と告げられた。敗血症性ショックとは、感染した細菌が全身に回り、炎症状態となった結果、臓器が機能不全に陥る病気で、治療が遅れれば命にも関わる。女性は集中治療室へ運ばれ、そのまま入院。一時は感染した部位を切除する手術が検討されたが、女性は徐々に回復。入院から4日後に退院したそうだ。退院して1カ月後、お尻の腫れが再発して1日入院したものの、その後は順調に回復。特に後遺症も残っていないという。
「きつ過ぎる下着やホットパンツをはくと、デリケートな肛門周辺はすれてキズができ、そこから細菌が入り込みます。ただでさえ、密着性の高い下着やズボン内は、通気性が悪く、細菌が繁殖しやすい。早めに治療をしないと、重篤な感染症に陥り、敗血症性ショックを発症することもあります」(Buzzfeedが取材した直腸結腸外科の専門医師)
最近になって、女性は一連の体験を自身のSNSに投稿。大きな反響を呼んだという。「担当の医師からは、確証はできないがきつい下着とホットパンツが原因だろうと言われた。ホットパンツは捨てられないけど、着心地が悪く不快な感じは要注意です。違和感がしたら、すぐに病院に行くようにしてください」と各社の取材に対し語っている。なお、初デートのお相手の男性とは、約3年経過した現在も交際が続いているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、「助かってよかった」「体は正直だ。体が不快と感じるものはやはりよくない」「女性はお尻が自慢なのだろう。チラ見せしたいよね」「初デートは気合が入るが、命の方が大事」「美は苦痛を伴う」「ヒモパン、ビキニはNG。デカパンツが一番ということ」「やせれば、どのホットパンツも問題なくはけそう」「彼氏とは続いているのね。ホットパンツの効果はあった」など、様々な声が上がった。
誰もが体のラインを美しく見せたいと思うところだ。あまりにもサイズが合わず、締め付けがきつい不快感のある服や下着は、おしゃれだとしても着用しない方が無難だろう。
記事内の引用について
"I Could've Easily Died," Said This Woman Whose Wedgie From Wearing High-Cut Jean Shorts On A Date Landed Her In The Hospital(BuzzFeed)より
https://www.buzzfeed.com/shelbyheinrich/tiktok-wedgie-icu-sepsis
Woman almost dies from wedgie after wearing high-waisted shorts for eight hours(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/weird-news/woman-almost-dies-wedgie-after-25139558