この日は先日、単行本100巻が発売された週刊少年ジャンプの人気漫画『ONE PIECE』(集英社)とコラボした『逃走中×ONE PIECE 100巻記念コラボSP ~ルフィと黄金の秘宝~』が放送。
いつもの『逃走中』に、『ONE PIECE』のキャラクターが大きく関わってくるというバラエティ色豊かな内容であった。
>>「かわいそう」「見ていられない」批判の声 『逃走中』のキッズ参加が物議、ルール変更の必要性も?<<
物議を醸したのは、番組中盤に登場した賞金アップのミッションであった。
そのミッションとは、エリア内に3頭の犬を配置。30分以内にこの犬3頭をエリア内のドックランに連れて行き、肉球を見せれば賞金単価が100円ずつアップ。最大で1秒ごとに500円の賞金を貰える可能性があるという。
この大チャンスに、逃走者である土屋アンナや小籔千豊、日向坂46の渡邉美穂ら16名が参加したのだが、この「生き物」を使ったミッションにネットでは賛否の声が相次いだのだ。
番組が用意した犬は、チワワ、トイプードル、セントバーナードの3頭。小型犬のチワワやトイプードルはドックランに連れて行くまで、抱えながら走って移動しなくてはならず、逃走者が転んでしまえば犬にも危険が伴うほか、体重が55キロにもなるセントバーナードは首輪を繋がれたまま、炎天下の中、逃走者達に見つかるまで待機していたり、犬たちが走り回る逃走者やカメラクルー、ハンターたちに怯える姿が放送された。
この内容に、ネットでは「犬たちがかわいそう」「理由もわからず振り回されるワンちゃん達の身にもなれ」「転んだりしたら犬たちが怪我しそう」「ヌイグルミでいいんじゃないの?」「動物虐待に見える」といった声が相次いでいた。
特にセントバーナード犬は、逃走者達の言う事を聞かず首のリードをグイグイと引っ張られるなど、かなり危険な状態にあり、犬の扱いに慣れてない逃走者達の「犬への配慮のなさ」も目立ち、ネットで非難の的となった。
登場する犬はタレント犬なのかもしれないが、『逃走中』は多額の賞金がかかる人間のエゴが丸出しになる鬼ごっこである。やはり「事情のわからない」動物を巻き込むのは、控えるべきではないかと思われる。