『芸人記者 ニュースマン』は、芸人が記者として体を張ってリポートし、ニュースの核心に迫るという番組。安部紀克と薄幸のコンビ「納言」は新型コロナの交付金に関する問題を追った。
昨年、地方自治体には新型コロナの感染拡大に伴い「地方創生臨時交付金」として国からおよそ3兆円が交付されたが、石川県能登町では巨大イカのモニュメントに充てるなど、使い道が適切でない自治体が多く存在していたことが問題となっていた。
納言の2人は、この問題について自治体の担当者に話を聞いた。薄幸は「役場のバカどもに直接聞いてやろうか!」「あまりヘラヘラしないでくださいね!」と息巻いた。普段の毒舌芸を交えかなりオラついていた一方、実際に役場と中継がつながると妙に大人しくなっていた。
特に北海道大樹町が207万円のマッスルスーツを購入したと聞くと「コロナとどう関係があるの?」と怒っていたが、「3密回避と労働者不足の解消のため」と説明を受けると「非常に素晴らしいですね」と急に手のひらを返した。
また可動式トレーラーハウスに4000万円を充てた三重県いなべ市から「医療従事者の休憩スペースと防災、コロナ収束後の観光客誘致のため」と説明を受けると「コロナが収まった後も考えててえらい!」と口にするなど、担当者に完全に言いくるめられていた。
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また、兵庫県たつの市が簡易メリーゴーラウンドを設置したのは「外出自粛で出かけられなくなった子どものために」という名目だった。この設置理由についてネットでは「イカのモニュメント設置の一件と変わらないような……」「コロナ対策などもっとすることがあるのでは?」という声もあったが、薄幸は「市民の人たちを笑顔にさせるためばかりのもので感動した」「勉強になりました」と最初の勢いを完全に忘れ感激していた。
このVTRにネットでは「ブレブレじゃないか!」「完全に言いくるめられて笑った」という声は相次いだほか、太田もVTRを見て「納言の幸、毒舌のくせに案外素直なんだな」「全部肯定しちまったじゃねーか!」と発言し、期待外れだったとやゆした。
毒舌芸の大先輩である太田は視聴者と同様、素直過ぎる態度に「物足りなさ」を感じていたようだ。