番組はドナルド・トランプ氏が2度目の訴追を受けたことなどを取り上げる。水野真裕美アナウンサーが手作りフリップを見ながら、1月20日以降に上院で弾劾裁判が行われ、「3分の2が賛成すれば有罪罷免となる」などと紹介した。
大宅氏はこの件について、「アメリカの大統領が訴追されたっていうことは、彼が初めてではなくて。クリントンもありましたし、ニクソンもジョンソンも。でも彼らの罪っていうか罪状っていうのは、司法妨害とか偽証とかそういうものなんですね。今回の場合は騒乱の煽動? クーデターですよね、要するに。それを煽ったっていう。これ全然罪の重さが違うと思うんですね」と、トランプ大統領が「クーデターを煽った」と持論を展開する。
そして、「そこまでに我々が師と思っていた民主主義の範をなしていると思っていたアメリカが、そこまで行ってしまっているのかっていうことに対して、もの凄くもどうしてどうしたもんでしょうと、コロナ同じぐらいに悩んでしまうんですけれど。出席者の3分の2以上なんですよね、裁判で有罪にできるのは。3分の2以上だから、共和党の人が欠席してくれれば可能性はある。もうそこにちょっと期待したいと私は思っています」と、トランプ大統領が訴追されることを望むコメントをした。
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この発言に、視聴者から「一方的にトランプ大統領が悪だと決めつけていて酷い」「暴動について、トランプ大統領は暴力をやめるよう呼びかけていたのではなかったか」「元々暴動になっているのはバイデン氏の不正選挙疑惑があるから。そこに触れずにトランプ大統領だけ批判するのは違和感がある」と憤りの声が上がる。
また、「クーデター」と言い切ったことについても、「クーデターとは反政府が乗っ取ること。トランプ大統領は現在まだ任期中だ」「根拠がないデマだ」「根拠を示してほしい」「公共の電波で不確定なことを言っていいのか?」「バイデン正義、トランプ悪と決めつけた放送は不適切」という指摘も。
ただし、番組の支持者からは「大宅さんの言う通り」「何も間違ってない」「サンデーモーニングはそういう番組だし、嫌なら見るな」と擁護も見られた。
「トランプ大統領の行動はクーデター」と断言した大宅映子氏。その根拠などについても、今後説明してほしいとの声が上がっている。