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朗報! ウナギ稚魚前年比4.6倍の豊漁で今夏は蒲焼き値下がり期待大

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提供:週刊実話

 絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚、シラスウナギ漁が今年は豊漁だ。東京・豊洲市場では前年の半分以下の値段で取引され、土用の丑の日の鰻が手頃な値段で提供されるとして期待が高まっている。

 水産庁によると、今年のシラスウナギ漁(2019年12月〜2020年4月)は過去最低だった昨年に比べて、国内採捕漁で4.6倍に増えた。

「豊洲市場でも去年4月は1キロあたり4659円だったのが、今年は2656円と約半額で取引されている。養殖ウナギは、すでにスーパーなどでも安くなっていますよ」

 こう語るのは、豊洲市場の水産仲卸業者。

「中国、台湾、韓国の輸入ウナギを合わせると、今年は国内の養殖池が早くから満杯になったため、水産庁は漁を行っている24都府県に対し、3月31日付でウナギ漁の終了を要請したほどです。ウナギの生態についてはまだ不明な点が多く、今年はなぜ、シラスウナギが豊漁なのか原因が分からない。水産庁は乱獲を恐れて休漁要請を出したのです」(水産庁関係者)

 ウナギの名産地の静岡県は前年の約3.4倍、愛知県4.7倍、徳島県5.3倍、鹿児島県5.3倍と、全国的に見ても豊漁だった。

 ウナギはビタミンA、ビタミンB群、カルシウム、DHA、EPAといった滋養強壮の栄養素が多く含まれていることから、夏の猛暑に負けない食材として、江戸時代から庶民に親しまれてきた。

 ところが、10年くらい前から稚魚のシラスウナギが激減し始め、毎年高額で取引されてきた経緯がある。14年には絶滅危惧種の指定も受けた。

「免疫力が高まるウナギは、新型コロナ禍で体力が消耗しているときに迎える今年の猛暑には、持ってこいの食材。久しぶりの豊漁で、土用の丑の日は鰻料理専門店の値段も下がることが予想されています」(前出の水産仲卸業者)

 コロナ禍で不安な日々を送っている庶民には朗報だ。

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