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どうなる箱根駅伝…誰もが口にできない“コロナで中止”の可能性

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提供:週刊実話

“正月の風物詩”箱根駅伝が中止の危機にある。

 5月18日、関東学生陸上競技連盟(関東学連)は、11月1日に行われる予定だった全日本大学駅伝の関東地区選考会(6月20日)の中止を発表した。予選をやらないということは、本選の開催も怪しまれるが、関東学連は「昨年12月までの1万メートル走の公認記録を参考に」決めるという。

「まだ社会全体が混乱している中ですから、過去の成績から代表校が決められるのは仕方ありません。各校とも受け入れるしかないでしょう。それより、全日本大学駅伝の開催が危ういということは、今シーズンの“3大駅伝”すべてが中止になるかもしれないということです」(スポーツ協会担当記者)

“3大駅伝”とは、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、そして、年明け1月の箱根駅伝を指している。出雲の開催についてはまだ発表されていないが、全日本が先に「予選ができない」と言っている以上、悲観的にならざるを得ない。そして、それ以上に心配されているのが、箱根駅伝だ。

「5月下旬、日本大学が新監督の就任を発表しましたが、感染防止のため、活動は制限されたまま。どの大学も練習の規模を縮小しています」(同・記者)

 各大学駅伝チームの現状だが、まず感染リスクが高いことを理由に沿道での走り込みができない。トレーニング施設が利用できない大学も多い。全日本の予選が中止された背景には、こういったコンディション面の不安もあった。

「夏の合宿も『今年はできない』と見る指導者は少なくない。夏場とはいえ、コロナには万が一があります。合宿中に感染者が出たら、大学も責任が取れません」(学生指導者)

 全日本の関東予選を統括する関東学連は、箱根駅伝も主催している。全日本の予選中止が発表された直後、「箱根は大丈夫?」と何社ものメディアが質問したが、回答はなかった。冬場にコロナの第2波到来が予測されていても、おいそれと「中止の可能性」を口に出せないのだろう。

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