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松葉会 荻野総裁葬儀 友好団体が大挙 最後の別れ

 祭壇は松葉会・伊藤芳将会長(東京)をはじめ、六代目山口組・司忍組長、住吉会・関功会長(同)、稲川会・内堀和也会長(同)、双愛会・椎塚宣会長(千葉)といった主要組織トップからの供花で埋め尽くされていた。5月15日に死去した松葉会・荻野義朗総裁の葬儀が20日、群馬県高崎市内の寺で営まれたのだ。

 群馬県では、ひと足先に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されていたが、喪服姿の組員らはマスクを着用。出入り口は常に開放して換気をするなど、徹底した感染防止対策が行われていた。

「こんな時期だから、大勢が集まっての葬儀はどこも難しい。それでも営むことができたのは、10年以上前に荻野総裁が自身の墓を建立し、生前から永眠する場所として決めていた寺だからこそだろう」(地元関係者)

 喪主は松葉会で幹事長を務める小池清一・大久保一家十二代目総長で、一家による葬儀として執り行われた。

「荻野総裁の出身母体で、大久保一家にとっては先代に当たるからね。まずは、地元組織で見送ることになったようだ。松葉会の葬儀となれば、もっと規模も大きくなるし、コロナの問題が完全に収まってから行う予定だと聞く」(同)

 弔問も大久保一家と親交のある組織に限られていたが、その数は20団体以上に上り、松葉会最高幹部である小池幹事長の極道人脈の広さを、改めて感じさせたのである。

 当日、小池幹事長は早々に到着しており、本誌取材班が寺を訪れた午前9時半ごろには、組員らが整列。駐車場から祭壇の置かれた式場まで距離があるため、周辺や敷地内には誘導役の組員が立ち、車両が見えると「お客さんです!」と声を飛ばすなど、万全の出迎え態勢が敷かれていた。

 そんな中、松葉会の最高幹部が続々と姿を現し、河基真治総務委員長(上萬一家九代目総長)、郡司東光組織委員長(鯉淵一家十三代目総長)らが焼香。佐竹常機総本部局長(佐竹一家初代総長)も到着し、弔問客の対応に当たる小池幹事長をサポートした。

 弔問は続き、昼ごろからは友好団体が訪問。住吉会の組織統括長を務める小林忠紘・三代目小林会会長らが訪れたのち、6台もの高級車が次々に駐車場へ滑り込んだ。車両から降り立ったのは関東関根組・大塚成晃組長(茨城)で、最高幹部ら約20人を従えて式場へと入ったのだ。

「大塚組長は松葉会を離脱して約3年後に円満和解し、平成29年に関根賢・初代関根組組長(故人)から『二代目』を継承した。親子盃では関根初代の最後の若い衆だった牧野国泰・松葉会五代目(一昨年2月死去)が霊代を務めた。牧野五代目の出身母体もまた大久保一家であり、荻野総裁とも縁が深いことから、大塚組長は幹部たちを引き連れて駆け付けたようだ」(同)

 さらに、六代目山口組の高木康男若頭補佐(六代目清水一家総長)と塚本修正・藤友会会長、住吉会から十三代目幸平一家(加藤英幸総長)、大前田一家九代目(藤生一男総長)、稲川会からは組織委員長の鈴木郁夫・七代目田中一家総長がブロック統括長を務める北関東ブロックの直参、稲川会渉外委員長である小林稔・四代目山川一家総長などが姿を見せた。

 また、双愛会、極東会(髙橋仁会長=東京)などからも弔問があり、途切れることなく続いたのだった。
 すべての訪問が終了すると、無事に重責を果たしたことに安堵したのか、小池幹事長はやっと椅子に腰を下ろし、束の間、天を仰いだ。その瞳には、亡くなった荻野総裁の背中が映っていたのかもしれない。

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