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特効薬が見つからないNHKコロナウイルスの余波

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提供:週刊実話

 東京五輪2020が来年7月に延期になったことで、天下のNHKが大混乱に陥っているという。

「東京五輪が来年7月開催になり、番組編成表にポッカリと大きな穴が開いてしまった。民放局とは違い、NHKは約1000時間分の放送枠を確保していた。結果、7月、8月は別の番組コンテンツを作って放送しなければならなくなったんです」(局幹部)

 通常の体制時であれば、天下のNHKにとっては何ら造作もなかったに違いない。ところが、世界中を震撼させている新型コロナウイルス騒動によって、想定していなかった事態に直面しているのだ。

「収録ですよ。1000時間分の番組を作るなんて、我々の組織規模からしたら大したことではありません。だが、コロナでロケやスタジオ収録が基本、できなくなってしまった。これには本当に参った。どんなに経験豊富なスタッフが揃っていても、コロナ感染の前では無力だからです」(NHK制作プロデューサー)

 すでにNHKは一連の新型コロナウイルス感染騒動を理由に大河ドラマ『麒麟がくる』と連続テレビ小説『エール』の収録を当面見合わせることを発表した。もともと、『麒麟〜』に限っては東京五輪とパラリンピックの開催期間中、計5回分を休止し、放送回数は全44回を予定していた。

「『麒麟〜』といえば、織田信長の正妻となる帰蝶役で出演予定だった沢尻エリカが昨年、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで撮り直しを余儀なくされ、現場が大混乱に見舞われた。最近、ようやく沢尻出演分を消化し通常の収録ベースに戻ったところだった。そこに今度はコロナによって収録が中止になってしまった。しかも、東京五輪延期が重なったことでプラス何回分か都合をつけなければならない。まさに地獄です」(業界事情通)

 さらに、NHKにとって致命傷となっているのが政府や民放の反対を押し切り、半ば強引にスタートさせたテレビ番組放送と同時にインターネットを流す新サービス『NHKプラス』。

「すべては東京五輪があったから成立する話だった。現在、NHKは総力を挙げて過去の番組の再編集、海外ドラマや映画の買い付けに奔走している。そうそう、問題の『麒麟〜』はもはや大赤字だ。通常、大河は1話あたり1億円の制作費だが、『麒麟〜』は1本1億5000万円ベースの大赤字となる計算だ。何だかんだでNHKは五輪延期とコロナ騒動による収録中止で計1000億円近い赤字を作るのでは…という噂も出ています。早くも受信料を値上げして補填するなんて話も出ている」(制作関係者)

 NHK局内で受信料値上げが“集団感染”しそうだ。

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