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金券ショップ業界が阿鼻叫喚…新型コロナの影響で需要激減!

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提供:週刊実話

 JR東海とJR西日本が、東海道・山陽新幹線「のぞみ」と「ひかり」の一部列車を運休するなど、感染拡大が続く新型コロナウイルスによって、主要交通インフラの運休・減便が相次いでいる。

 今、その影響をまともに受けているのが、格安チケットを扱う“金券ショップ”だ。普段なら看板商品であるはずの新幹線や航空券の価格が、需要激減で暴落。投げ売り同然の価格で流通している。例えば、通常約1万3000円の東京―大阪の新幹線指定席が、今では1万1000円前後だ。ある金券ショップの店員がヤケクソ気味にこう話す。

「政府の外出自粛要請があって以後、目に見えて売り上げダウンです。逆に、買い取り希望は増えました。でも在庫が増えても、少しも売れないから安くするしかありません。それでも売れないんですよ」

 新幹線回数券などの看板賞品も、買い取り価格は今や半額。モノによっては買い取り中止も。この1週間は特に値崩れが激しく「値下がりしていないのは、近鉄の話題の新型名阪特急『ひのとり』ぐらいのもの」(同・店員)というありさまだ。

 金券ショップが軒を連ねる大阪梅田駅前第三ビルでは、どの店も店頭に「大特価」「お値打ち品」の文字が踊っているが、立ち止まる人は少ない。

「例年、3月から4月は年間で一番人が動くシーズン。だが、今年はそんな活気はうかがえない。今は新幹線どころか、野球やイベントのチケットも動いていません。こんな状態がこの後も続けば、倒産する金券ショップも出てくるんじゃないですか」(同)

 値下がりといえば、感染拡大騒動の引き金になった、大型客船の観光クルーズ参加料や、観光地のホテルなどの利用料も大きく価格を下げている。

 ある旅行代理店が扱う、横浜発で日本海から韓国を周る豪華船クルーズでは、最終的には中止になったが、4泊5日で2万円台だった。1泊5000円…平常時なら実に魅力的だ。

 逆に考えれば、今こそ安上がりで旅行ができるチャンスということになるが…。

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