福島県出身のなすびは、東京での芸能活動のかたわら、復興のために福島県でも活動中。なすびはツイッターで、「今日は、何を隠そう!“この方”と郡山駅で待ち合わせ致しまして、郡山市内をブラリとノープランのアホ無し旅中に御座います!!」と投稿し、土屋氏(Tプロデューサー・T部長とも呼ばれている)の姿を公開。土屋氏がカメラを回し、ツイッターでライブ配信しながら、ノープランで旅をすることを明かした。ゴール地点や、いつまで旅を続けるかは明らかにされていないが、土屋氏のツイッターによると19日は、なすびと2人で温泉宿に泊まる模様だ。
「電波少年」を見ていた世代にとっては、ハラハラする2ショットだが、いたって和やかな様子で配信はスタート。配信は、要所要所で、1分半から3分ほどの配信が行われた。旅の途中、ラーメンチェーン企業「幸楽苑」の本社を見つけた土屋氏の指示により、なすびが、アポなしでラーメンを食べられないか交渉。緊張した様子で交渉する様子が配信され、なすびは「Tプロデューサーからの無茶振りは今も健在です」と投稿した。その後も、土屋氏は、ラーメンを食べるなすびに、「『おいしい』以外のことを言って」と要求。焦ったなすびは、「麺がつるつるしこしこで…」と慣れない様子で食レポを始めるも、「普通!」とバッサリ。「電波少年」をほうふつとさせる、2人のやりとりが垣間見られた。
この配信を見た視聴者からは「電波の黒幕土屋さん、今はどんな企画を…」「食べ終わったら、アイマスク&ヘッドホンされないか不安です」といった声が寄せられた。
1998年に放送された『進ぬ!電波少年』の人気コーナーである「電波少年的懸賞生活」で、一躍注目を集めたなすび。このコーナーは、「人は懸賞だけで生きていけるか?」をテーマに、懸賞雑誌とハガキだけが与えられ、100万円分当選するまで懸賞だけで生活するというもの。なすびは、1カ月当たり約6000通ものはがきを書く生活を送り、約1年後に目標金額100万円を達成した。しかし、2015年の両氏へのインタビューによると、「電波少年」の過酷な演出で人間不信に陥ってしまったなすびは、土屋氏との面会をしばらく断っていたという。土屋氏も、インタビューで、当時を振り返り、視聴率が30%を超える人気番組を支えるプレッシャーから、何よりも番組作りを優先していたことを明かしており、「僕自身もあの頃は狂気みたいなものが宿ってたんだと今では思う」と語っている。
そんな、なすびと土屋氏は雑誌のインタビューや、ラジオ福島の野外イベントで共演を経て関係性を修復。現在では、なすびは自分を育ててくれた「電波少年」に感謝しているという。
二十数年の時を経て、2人の関係性にも変化が出てきたようだ。
記事内の引用について
なすびの公式ツイッターより https://twitter.com/hamatsutomoaki