みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
さあ、今週は3歳牝馬と古馬牝馬の頂上対決、そうです「エリザベス女王杯」。今年は3歳牝馬の当たり年。強烈な破壊力を持つベッラレイアの姿こそ見られませんが、何といってもウオッカとダイワスカーレットの対決は、牡馬の菊花賞以上のスケール。64年ぶりに牝馬によるダービー制覇。その歴史的大偉業を成し遂げたウオッカを、桜花賞、秋華賞で破ったダイワスカーレット。再び歴史的ドラマのカウントダウンが始まっています。
さて、今回の女王杯を占う上で、最大のポイントは展開です。まず逃げ馬が不在。で、アサヒライジングにしてもダイワスカーレットにしても主導権にはこだわらないタイプ。ということは、仮にアサヒライジングが先手を取った場合、ダイワスカーレットが楽に2番手。この形を壊しに行きそうな馬がいません。つまり、前半はかなり遅い流れになる公算が大。距離は2200mですが、外回りということもあって、ラスト800m、あるいは600mの勝負になることも十分に考えられます。
となると、2200mのスタミナというよりも少しでも前の位置で、いかに鋭い脚が使えるか、これが今年の優勝条件のような気がします。
そこで私が狙ったのはデアリングハートです。前走の府中牝馬Sでも◎で応援したのですが、予想以上の圧勝劇。終始4番手の好位置をキープ。ゴール前で楽々突き抜けました。それでいて時計が過去10年で最高の1分45秒4。ラスト33秒9は破格の内容です。今回の2200mは未体験ですが前記したように、流れが遅いことを考えると、後半だけの競馬になる公算が大きく、距離の不安はまったくなしと判断。
実際、府中牝馬Sでは前半の5Fが59秒3。このスローをしっかり好位で折り合っていたことを重視。現在の勢いと合わせて本命にしました。