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オリックス宮内オーナー、来季の人事は「動きが取れなくなってから」

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宮内義彦オーナー

 オリックスの宮内義彦オーナーが2日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対埼玉西武の23回戦を観戦に訪れた。オリックスが自力でのCS進出が消滅してから観戦に訪れるのは初めて。

 試合は5対1でオリックスが勝利し、7点差をひっくり返す大逆転劇を演じた前日に続いて連勝した。最後まで試合を見届けた宮内オーナーは報道陣の前に姿を現わすと、連勝に関しては「結構です」と評価。シーズン終盤になり、3位と大差をつけられて4位になっている今シーズンについては、「まあ、毎年厳しいけどね」と苦笑い。気になる来季の構想に関しては、「ちょっと待ってください。今シーズンやっとるんやからね。来シーズンのことはどういうんかな。順位でも決定してね、もう動きが取れないという時に考えるんであって、それは今シーズン。来シーズンのこと全く考える必要ないと思うから。全力をあげてやってもらいたい」とし、順位が決まるまでは監督人事も含めて、来季の構想には着手しない意向を明らかにした。

 宮内オーナーは1日の大逆転劇を例に出し、「きのう(1日)のような試合をする。あれもいかんが、8点入れられたらまずい(笑)。7点差か。入れられるのいかんけど、きのうの試合はああいう精神ね、最後まで諦めない。シーズンも最後まで諦めない、それでやってもらいたいと思いますね」と残り試合に期待を込めて球場を後にした。

 オリックスは岡田彰布氏が2010年に監督に就任し、2012年シーズン終盤まで。森脇浩司氏が2012年シーズン終盤から監督代行となり、2013年に監督に就任すると2015年の6月上旬まで。福良淳一監督が2015年6月上旬から監督代行を務め、2016年からチーム初の生え抜き監督として監督に就任し、現在まで指揮を執っているが、今季の契約は1年契約で去就が注目を集めている。

 一般的には、CS進出となる3位以内が続投ラインとされているが、チームの勝率は就任した2016年以降毎年上向いており、福良監督が中心となり育成した福良チルドレンも着実に成長しているだけに、最終的に3位以内にならなかった場合、その辺の評価も判断基準に影響を与えそうだ。

 しかし、今はまだCS進出の可能性が残されている状況なだけに、チームには全力で3位を掴みに行くことで、監督の去就問題を一蹴するような連勝街道を築いてもらいたい。

取材 / どら増田
写真 / 舩橋諄

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