PL学園高時代から親交のある、阪神OBの野球解説者がこう話す。
週刊文春の薬物使用疑惑報道に端を発した今回の“清原バッシング”だが、ここにきて冤罪説が浮上している。薬物以外にも、山口組司忍六代目に憧れて入れ墨追加、夫人への暴力、はたまた銀座ママとの愛人関係で離婚だの言われ放題にもかかわらず、清原氏は相も変わらず『DMM』のテレビCMに登場し、タレントのローラとトンチンカンな兄妹トークを続けているからだ。
これは取りも直さず、広告を審査する日本広告審査機構(JARO)が「介入の必要はない」と判断しているからだろう。
公益社団法人JAROは広告主と各メディア、広告関連企業を主体とする会員によって構成され、広告に対する苦情や疑問を扱う。法に抵触する可能性や倫理面などの審査を行い、ふさわしくないと判断すれば、ただちに広告主に注意する。しかし今回、そんな話はとんと聞かない。
「某誌のインタビューで『ガッカリしたのは、食事の約束をしていた日本ハムの中田翔が、この騒動で他人を介してドタキャンしてきたこと。こういうときこそ、ホンマの人間関係がわかるね』と話しているように、義に厚いのが清原です。その人間性と薬物疑惑や私生活を強引に結び付けるのはいかがなものか。本人が言うように、昨年10月ごろから血糖値が急激に上がり、医者に『このままでは命に関わる』と言われて2月に都内の病院に入院したのは事実。糖尿病の診断が出てインスリンの注射器を持っていることも取材で裏付けを取っている。だから一般紙は今回の薬物疑惑を一切報じていない。逆に、各週刊誌の過激な見出しを規制しようとしているくらいです」(大手広告代理店)
なぜこの時期に突如として清原を追い落とすような報道が出たのか。公安事情に詳しい国政の議員秘書がこう明かす。
「元俳優の押尾学が合成麻薬MDMAで逮捕されたとき、押尾のスポンサー筋として元大手下着会社の女社長と共に名前が挙がったのが清原です。司法記者には『元大物アスリートに麻薬取締の内偵が入った』という情報が流れたが、マスコミは報じなかった。摂取した事実が確認できなかったのと“いつも気前よくおごってくれる先輩”の域を出なかったからです。そして、私の知る公安筋から新たに聞こえてきたのが、北朝鮮との密なる関係です。ちょうど1年前、清原の精神面の師である最福寺(鹿児島)の池口恵観法主が、北朝鮮高官から朝鮮総連本部を守ってほしいと頼まれ、同本部の競売で不動産評価額の2倍にあたる45億円の高値で落札した。が、どこから圧力がかかったのかはわからないが、銀行からの融資につまずき断念。結果、同法主は拉致問題もあり、日本中からバッシングを受けた。そんな中で法主を支援し続けたのが清原。ですから清原を快く思わない人たち、追い落とそうという勢力が、法主と清原を封殺するために意図的に薬物疑惑や弘道会などとの交際情報を流しているのではないかということです」