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サッチーが箝口令 ノムさん(野村克也氏)重病説を追う! そのときミスターは…(3)

 野村邸をマークしはじめてから2週間後の12月31日。インターホン越しに、サッチーがいくぶん元気のないような口調で私の質問に応えた。
 −−野村さんが再入院と聞きましたが…。
 「誰がそんなことを言っているの? 元気ですよ。どこに入院しているのよ?」
 −−都内の○○病院(実名)で手術をして…。
 「とんでもない!」
 −−それでは一連の報道は間違いですか?
 「どんな報道しているの? なんの病気よ…」
 −−解離性大動脈瘤です。危篤状態とか?
 「ないない。そんなの…」
 −−今、野村さんはご在宅ですか。ガレージに愛車があります。
 「今日(大晦日)は、講演に出ています」
 −−早くお元気になられたらいいですね。
 「…」

 年が明けた1月2日、野村邸のガレージが開いた。しかし、野村氏の姿はない。運転手を直撃した。
 −−野村さんはお出掛け?元気ですか。
 「元気です」
 −−良かったですね。今からお出掛け?
 「はい。これからバリバリ働きます。でないと僕らは困りますからね」
 −−入院していたのか?
 「立場上、話せないので。すみません」
 −−再入院していると聞くが。
 「…」
 −−口止めされているのか。
 「…」
 結局、5時間待ったが、空車のまま出て行った車は戻ってこなかった。

 実は、野村氏は田淵幸一に「ノムさん、本当はミスターを好きなんでしょ」と問われ、「羨ましいんだ」とポロリ本音を漏らしたことがある。
 同じ田園調布に住みながら、お互い一度も訪ねたことはない。そんな宿敵でも、共通しているのは未だに野球人として“叶うものなら現場(監督)に戻りたい!”のモチベーションに他ならない。
 ひまわりと月見草−−。打ち解ける日はくるのか。

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