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キムチの世界遺産入りを目指す韓国の無理くり度

 韓国政府が『キムチ』の世界遺産登録を目指しているという。このニュースに対し、中国大手検索サイト百度の掲示板には、中国人ネットユーザーの罵詈雑言が溢れている。
 「だったら中国の餃子や月餅、チマキ、ビーフン、肉まん…何でも世界遺産に申請できるじゃないか」「中国にもザーサイという立派な漬け物がある」などなど。
 「いつもの上から目線な物言いですが、中には『やつらの美容整形こそ申請した方がいい』など、容赦ない辛辣な批判が浴びせられています。ただ誤解があるのは、韓国は世界遺産ではなく“世界無形遺産”という無形文化財の世界遺産版へ申請しようとしていること。農林水産省によると、世界では自国の食文化をユネスコの無形文化遺産として登録する動きがあり、フランス美食術、地中海料理、メキシコ、トルコの伝統料理がすでに社会的慣習として登録済み。日本も『日本食文化の世界遺産化プロジェクト』を進めており、昨年3月にユネスコへの登録提案を行いました」(食文化に詳しいライター)

 当初、韓国は『李朝宮廷料理』に的を絞り申請の準備をしていたが、中国が中華料理の登録とは別に、国内少数民族の伝統料理を推薦する構えをみせ、その中にキムチが含まれていたため、「文化侵略だ」と急遽キムチも加えたという。
 日本に対する歴史認識については共闘する中韓両国だが、日本が抜けるとすぐにバトルが勃発する。今回の中国の言い掛かりも、はた目にはいつものこととはいえ、『キムチ』と聞いて思い出すのが、昨年末にソウルで起きたばかりの食中毒事件だ。この一件ではキムチからノロウイルスが検出され、韓国食品医薬品安全庁が約750トンもの回収命令を出す大騒動になった。

 自国愛を発露とするなら、都合の悪い話もひた隠すお国柄。今回の件については、中国の言い掛かりも的ハズレとはいえない。

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