笹崎さんは昨年9月に日テレのアナウンサー職に内定。2015年春に入社する予定だったが、日テレ側がホステスとしてのバイト歴を「清廉性がない」と問題視し、4月に内定を取り消した。これに納得がいかない笹崎さんは、来年4月の入社を認めるよう『地位確認』を請求し、民事提訴。11月14日に前代未聞の裁判が始まった。
「普通に考えたら、裁判では笹崎さんが勝つのではないか」(司法関係者)
日テレは裁判で対決姿勢を打ち出す一方で、一連の騒動を報道することはなさそうだ。だが、他局はそうはいかない。
「よそのことですから、日テレ以外の局はバンバン報道するでしょう。話題性抜群のトピックですから。現在、視聴率争いでトップを走っている日テレにダメージを与えることもできます」(テレビ局関係者)
さらには、笹崎さんを女子アナとして採用しようと画策している局もあるという。
「日テレ以外のテレビマン同士の間では、みんな『うちに来ればいいのに』と言っていますよ。実際に笹崎さんの採用を検討しているところもあると聞いています。普段から人権問題に強い関心を持っているテレ朝やTBSは黙っていないでしょうね。今回の騒動は職業差別の問題をはらんでいて、笹崎さんを採用すれば『うちは差別しません』という世間への強いアピールになる」(在京キー局局員)
熱視線を送っているのはテレビ局だけではない。
「複数の芸能プロが虎視眈々と狙っています。日テレ出演は難しいとしても、よその局なら喜んで出したがりますから」(芸能プロ関係者)
すでにキャスターの小倉智明は『とくダネ!』(フジテレビ系)内で、「オーケープロダクション(小倉の所属する事務所)に来ませんか? お待ちしてます」と呼びかけている。
笹崎さん本人は、あくまでも当初の予定通りの日テレ入社を希望しているが、周囲はどんどんヒートアップしている。