メジャーデビューするって、タワレコ以外でもCDがたくさん売られるって事。そう考えるとメジャーデビュー前の「今まで」は一体なんだったのか。CD買っちゃったんだけど。よくわからないけど、なんかこう、芸能人らしくない神聖かまってちゃんが華々しくデビューしてしまったら、この先やっていけるのか心配な記者。アニメ「けいおん」のように実像がはっきりしないものがヒットチャートを賑わす現在、ナゾのヴェールに包まれたオモシロすぎる彼らには、「メジャーに行ってもあんまり露出しないで」と願いたい。こうやって勝手な記事がかけなくなってしまう!
彼らがテレビに出だすと…。
“ウォーリーを探せ”と間違えて、あごが特徴的なリーダーメガネのmonoくんが子供たちの人気者になる。そしてmonoだけがNHK「お母さんといっしょ」の歌のお兄さんに抜擢。また、ドラムをたたくみさこの姿を見た、どこぞの音楽プロデューサーが“彼女だけをピンで”売り出し「嫁もらいたい」などと言い出す。
これだけ考えても「バンド解散の危機」だ。
神聖かまってちゃんが解散しても、上記二人はいいとして、残りのベースメガネのちばぎん君は千葉銀行にでも就職できるが、もっと悲惨なのがヴォーカルのの子。彼は危なくて(自分を切っちゃうから)はさみや包丁を持たせられないので、板前修業はおろかペットショップでさえも働けない。結局はネットか音楽しかできない人間なのである(ちゃんとネットカフェでバイトはしてたけど)。これで売れなかったどうする? 彼らの天国か地獄かは、世間の「受け入れられ方」にゆだねられる。大丈夫かなあ。
もうあとにも先にも引けない今後の神聖かまってちゃん。バンドは(1)デビューする、(2)一発ヒット出す、(3)長く生き残る、で(3)が一番大変って聞いたけど、とにかく今の歌詞をはっきり歌わない歌い方で一発ヒットは狙えるのだろうか。ワーナーミュージック・ジャパンも、無謀な事をするものだ。(コダイユキエ)