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TBSの新事業は物真似ばかり 『半沢直樹』大ヒットも苦悩続く

 いまのTBSは、なりふりかまわずか?
 TBSのニュービジネスが話題を呼んでいる。ただ、この新会社フォーマットは他のテレビ局が先にやったビジネスでは? と疑問の目を向けられているのだ。

 TBSホールディングス(以下、TBSHD)は8月末にベンチャー投資ファンドを運営する新会社『TBSイノベーション・パートナーズ合同会社』を設立した。
 出資金は2000万円で、TBSHDが全額を出資。ファンド『TBSイノベーション・パートナーズ1号投資事業組合』を9月前半に設立予定で、運用総額は18億円という。

 だが、こうしたベンチャー企業への出資ビジネスは、フジテレビが今年2月にすでに参入している。フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(FSV)で15億円程度の運用総額だ。
 「投資領域はソーシャル系WEBサービスをはじめ、スマホ向けアプリ、新規メディア系技術・サービスなどの成長分野。これは、FSVの目指す領域と同じです。あまりに露骨なので、大変なんだな、と同情の声さえ挙がっています」(テレビ業界事情通)

 さらに、TBSは赤坂サカスに、9月6日から23日までの期間限定で『ビアガーデン』をオープンする。
 「これは、文化放送のマネかと冷やかされています。東京の浜松町に本社を置く文化放送は、8月26日にビアバー兼ハイボールバーを運営中。通称『ぶんか横丁1134』で、本社1階の広場で10月31日までの期間限定。AMラジオ局が一般に開放するビアホールスタイルの居酒屋は、きわめて異例です」(放送業界関係者)

 TBSHDは厳しい業績を見込んでいるせいか、保有する自己株5.13%分をNTTドコモ、三井物産、毎日放送、WOWOWの4社に売却(9月13日)。これで120億円を手にしたことになる。
 『半沢直樹』大ヒットの裏で、本体のTBSHDはなにかと苦労しているようだ。

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