同社所属の明石家さんまや松本人志から今回の騒動について叱責を受けたと明かす場面では、言葉に詰まり、涙をこらえるような場面もあったものの、質問に正確に答えなかったり、パワハラ疑惑が集まった発言については「冗談のつもりだった」と答えるなどして、よしもとファンの不信感を拭うことはできなかった。
そんな中、岡本社長がギャラ配分について、「会社が9でタレントが1ということはなく、平均して5:5から6:4」「ただ、安い子がいることも事実。単価が低いケースや自社劇場では、NSC出たての子が料金500円のイベントに出て、ギャラ300円とかいうこともあると思う」と答えたことについて、吉本所属芸人から不信の声が集まっている。
これに、まずキートンがツイッターを更新し、「てことは、私が海外に約1週間行ったあの仕事は、吉本は2万円で引き受けたのか!優良企業」と、皮肉交じりにツイート。また、お笑いコンビ・ゲルマニウムの須貝文人は「支払額 45円」の源泉徴収票の写真をアップし、「この時は9:1でも5:5でもどうでもよくなる金額だけど」と前置きしつつ、「12月に単独100人埋めて1万円のギャラってことは劇場の上がりは2万だったのか。確かチケット代は1500円だったな ん、算数難しぃなぁ」と、ギャラ配分が社長の証言と異なることを暗に示した。
さらに、佐藤ピリオド.も、「品川で初単独やった時。445席即完して。グッズも完売して。ギャラ2000円だったなぁ。御茶ノ水男子2人で4000円。9割9部9厘:1厘の間違いでは。それを社員さんに抗議に言ったら仕事減らされて。いい思い出だなぁ(原文ママ)」と苦言。お笑いコンビ・裏切りマンキーコングの西澤祐太朗も「俺らみたいな末端は9.1 8.2だと思うよ 単独ライブで俺らグッズ合わせて60万くらい売上出したけどギャラ1万だったし」とツイートするなど、内部からの告発が相次いだ。
一方、吉本興業を退所した芸人からの声も集まっている。16年に退所したエッグ矢沢は、「嘘やろ?若手のライブは全部チケット売っても0円ばっかだったぞ?俺は単独ライブで100枚売ってもギャラ2000円だったぞ?」「1日に2〜3公演やって儲けようとして俺の売り上げが¥1500×100人で15万でスタッフ会場なりの経費で5万払って残り10万のうち俺に2千円。ギャラの割合【98:2】だぞ?それでも5:5とか6:4とか言うのか?今からでも良いから間違えてたなら振り込んでくれよ岡本社長」と具体的な金額を出しながらつづった。また、元バックスクリーンの星野和之は20日に、「月の給料が振り込まれていなかった。当時レギュラー番組をやっていたので手違いだと思ってと吉本の社員に電話すると、『金の事で文句言うなら辞めていい。生活費は親から借りたらいい』12年間所属した吉本興業を昨秋やめた時の最後の電話です」と、ギャラで揉めて吉本興業を退所したことを明かしていた。
堰を切ったように吉本芸人からの告発が集まった今回の発言。よしもとファンからは、岡本社長に対し、芸人たちの証言への説明を求める声も多く見受けられた。
記事内の引用について
キートン公式ツイッターより https://twitter.com/masuyakeaton
ゲルマニウム須貝文人公式ツイッターより https://twitter.com/geruma11
佐藤ピリオド.公式ツイッターより https://twitter.com/fugashiou
裏切りマンキーコング西澤祐太朗公式ツイッターより https://twitter.com/kong_2438gakuen
エッグ矢沢公式ツイッターより https://twitter.com/EggYazawa
星野和之公式ツイッターより https://twitter.com/bkshoshino