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早くもストレス限界か 帯状疱疹逸ノ城が入院で協会が大慌て

 秋場所、新入幕ながら1横綱2大関を食って13勝を挙げ、大旋風を巻き起こした逸ノ城(21)。予想されたこととはいえ、ヤラれた上位陣の反発は猛烈だった。
 10月10日から秋巡業が始まると早速、史上最速の金星を献上した鶴竜がぶつかり稽古に引っ張り出し、見かねた観客が「もうやめて!」とストップを懇願するほどすさまじいものだった。
 「秋場所の鶴竜の負けは立ち合いに変化されてのものでしたから、よほどカチンときたのでしょう。そのうっぷんを晴らすような稽古にさすがの逸ノ城も音を上げ、4日目には腰やヒザが痛いと言って稽古を休んでしまいました。あれは明らかにやり過ぎ」(担当記者)

 この猛シゴキに加え、怪物人気はエスカレートする一方。秋場所終了後もテレビの出演依頼が相次ぎ、人気ぶりは秋巡業が始まっても衰え知らずで、ゆっくり昼メシを取る時間もないほど。金沢巡業では尾車巡業部長(元大関・琴風)が「ぜひ配慮してやってください」と“取材制限”を出す一幕もあった。
 これではストレスが溜まるのも致し方ない。逸ノ城はついに秋巡業が再開する直前の16日、背中の発疹と痛みを訴え、帯状疱疹と診断されて埼玉県内の病院に入院してしまった。
 師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「注目度のすごさからくるストレスが原因でしょう。まあ、仕方がない」と話しており、11月9日から始まる九州場所(福岡国際センター)の前に、しばらくの間手ぐすねを引いている兄弟子やファンから隔離して静養させることにしたというのが真相のようだ。

 おかげで10月17日の秦野市から始まった第2次秋巡業はすっかり寂しいものに。
 「秋場所も14日間が大入り満員になるなど、このところ大相撲人気はうなぎ上り。せっかく出現した人気者を寄ってたかってつぶしてしまっては、元も子もなくなりますから。協会首脳はハラハラしながら事の成り行きを見守っていますよ」(協会関係者)

 怪物もやっぱり人の子?−−。果たして、無事元気に九州場所を迎えることができるだろうか。

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