記事によると、東京で必死にもがきながら生きる地方出身の若者たちを通して、恋愛の美しさを描く同ドラマ。脚本を「東京ラブストーリー」(91年)、「愛し君へ」(04年)など9作の月9ドラマを手掛けた坂元裕二氏が手がける。有村は北海道の田舎町のクリーニング店で働く音(おと)役、高良は福島から上京して運送会社で働く練(れん)役で、2人が北海道で出会い、東京へ向かうところからストーリーがスタート。制作側から「最高に新鮮で、最高の演技を見せる実力派」と2人が抜てきされたというのだが…。
「ここ数年の視聴率低迷で、それなりに名のある主役級の俳優・女優たちが月9への出演を敬遠し始めている。そこで、若手が抜てきされるようになり、いずれも民放の連ドラに主演していなかった有村と高良を抜てき。有村は今年主演映画『ビリギャル』がヒットしただけに納得だが、高良では少し弱い気がする」(テレビ関係者)
今年7月クールの月9「恋仲」は、いずれも若手の注目株である俳優の福士蒼汰と女優でモデルの本田翼を抜てき。深刻な“テレビ離れ”が進む若年層の取り込みを狙ったが、1ケタを記録する回もあるなど盛り上がらず、全話の平均視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とふるわなかった。
「福士も本田も顔とスタイルは抜群だが、演技力は微妙。オリジナルのラブストーリーだったが、若者の共感を呼べなかった」(芸能記者)
有村、高良ともに月9がヒットすれば役者として大きくステップアップできそう。おまけに、「7月クールに比べ、1月クールは視聴者の在宅率が比較的高く、視聴率も全体的に高い傾向」(同)というだけに、2人は気合を入れてPRした方が良さそうだ。