高松宮記念は◎スズカフェニックスが連覇を達成します。
昨年のこのレースで初GI制覇。春のスプリント王に輝きました。重馬場も苦にせず、後続を2馬身半突き放す圧倒的な強さ。スプリント界の新星が誕生し、大いに盛り上がった瞬間でした。
秋の短距離王に期待された昨秋のスプリンターズSは、まさかの9着。ただ、馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れてしまい、予定通りの調整ができませんでしたから、これは参考外といえるでしょう。その後は使われつつ状態を戻し、ここ3戦ではしっかり結果を残しています。
前走の阪急杯は別定59kgの酷量。普段よりも前めの位置どりから内を突き、馬群を割って伸びました。2kg軽い勝ち馬にはあと一歩及びませんでしたが、アタマ差まで詰め寄った力はさすがGI馬。前走より1F距離も短縮されますので、この柔軟な競馬がここで生きてくると思います。
中京開催は最終週で内馬場が荒れてきています。外差しのスズカにとって、1番枠はいいとはいえませんが、スムーズにさばいてくれば、底力で突き抜けられると思います。そういえば当日は雲行きが怪しいですね。スズカのベストは良馬場ですけど、実際、昨年は重で勝利していますからね。ここは確実に決めて、短距離王の座を確立させます。