CLOSE
トップ > 社会 > 「洋服を定価で買うのは馬鹿らしい」ZOZO前澤社長の問題ツイートにアパレル業界激怒

「洋服を定価で買うのは馬鹿らしい」ZOZO前澤社長の問題ツイートにアパレル業界激怒

 インターネット衣料品通販大手『ZOZO』社長の前澤友作氏が2月7日、「本業に集中します。しばらくツイッターはお休みさせてください」とツイートした。

 前澤氏といえば、正月にも「100万円を100人にプレゼント」する企画を持ち上げたりと、これまでツイッターを介して多くの話題づくりをしてきた人物。2月4日には《贅沢なご飯とかワインをあげると成金と言われ、カップラーメンをあげると庶民派気取りと言われる、そんな混沌としたツイッターが大好きです》と投稿したばかりで、どんなにたたかれても止める気配はなさそうに見えたが、この数日にいったい何があったのか。

 「洋服を定価で買うのは馬鹿らしいと思うかどうかをフォロワーに質問したことで、大手ブランドから“お叱り”を受けたのだと思われます。それに反省する意味での“休止”ではないでしょうか。おそらくは、『だからZOZOで安く買いませんか?』ということを言いたかったのだと思いますが、メーカー側からすれば製品を勝手に、しかも気軽に安売りされては困ります」(アパレルメーカー社員)

 加えて《今、お店で売られている洋服の原価がだいたい2000〜3000円くらいだということを、皆さんはご存じですか?》と投稿したことも、業界内外から批判を浴びた。

「まるでわれわれがボッタくっているかのような表現で、看過はできませんね」(同・社員)

 その後、前澤氏は謝罪した上で当該ツイートを削除しているが、このような『ZOZO離れ』はアパレル業界のみならず、ユーザーの間でも起こっているという。

 「『以前はZOZOを利用していたが、社長が表に出過ぎるようになってからやめた』という声はよく聞かれますね。実際、前澤氏の言動が話題になるたびにZOZOの株価は値を下げていて、昨年夏に5000円近かったのが今や2000円以下に割り込んでいます。理由はいくつかあるかと思いますが、『自分アピールの側面が強い前澤氏のツイッターが嫌われているのでは?』という指摘は絶えません」(経済ジャーナリスト)

 それを証明するかのように、前澤氏が“ツイッター休止宣言”をした直後、株価がやや持ち直すという皮肉な事態も起きている。

 1月31日には《会社を大きくするためなら、恥をかいてでも自分を売名する。知ってもらえなきゃ何も始まらないから》と投稿していた前澤氏。良くも悪くも、もう十分に“知ってもらえた”のではないだろうか。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ