わずか11歳だったナタリーを大ヒット作『レオン』で起用したベッソン、その後にナタリーが取り組んだ仕事にも強い関心があり、いつもアドバイスをして手助けをしようとしていたという。
「11歳か16歳までのナタリーが引き受けた作品やそうでない作品も全てチェックしていた。彼女の両親はこの業界の人ではなかったからね。僕が彼女にエージェントを紹介もしたんだ」「12歳の子をこの業界に引き込んだら、責任を感じるものだよ。まあ、ナタリーは十分に賢かったけどね。16歳になった頃のナタリーはもう僕の助けなんていらなくなっていたよ」
ナタリーだけではなく、ベッソンはガイ・リッチー監督も映画『リボルバー』の製作を手助けし、同作は今なおガイにとっての最高作と語られている。
「あの映画がガイの最高作だと思う。『シャーロック・ホームズ』よりも断然いいね。僕にとって、あれはアメリカに影響され過ぎていたけどね」