「ワタナベエンターテインメントは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとならんで、芸人の給料がシビアなことで知られていますね。よしもとの場合、ギャラの取り分は会社9、芸人1ともいわれていますが、ワタナベもそれに近いといえるでしょう。預かりや仮契約といった形で所属はできるのですが、お金で苦労する若手芸人も多いようです。」(芸能関係者)
ハナコは、ワタナベコメディスクールの12期生である。この学校は、年間の学費が最安コースは約50万円であるものの、コースによっては約70万円や、100万円以上する場合もあり、50万円前後が平均値といえる芸人養成所の中では高めである。それでもワタナベを選ぶメリットもあるようだ。
「まず、事務所の規模が大きいので、テレビ局、ラジオ局、雑誌社などにコネクションがあります。また、人気の所属タレントとの“バーター”といった形でテレビ出演が行われることもありますね。青木さやかが、ネプチューンの“バーター”で売れたのはよく知られた話です。ハナコも、今後はワタナベ系の芸能人との絡みでテレビ出演が増えて行くかもしれません。さらに、ハナコはコントを得意とするので、営業仕事もコンスタントにこなして行けそうですね」(前出・同)
ハナコのこれからの活躍に期待したい。