オークスを目指す馬は、ここが文字通りのラストチャンス(2着まで優先出走権)。狙って面白いのは、サトノジュピター。持続力のある末脚は、広い東京コースに替わり一段と威力を増すからだ。
新馬戦こそハナ差2着と涙を飲んだが、2戦目はそのうっ憤を晴らす圧勝劇(0秒2差)を飾り、能力の高さを見せつけている。2戦とも上がりタイムはメンバー最速。この男勝りの切れ味が最大の武器でもある。オープンとは名ばかりの、手薄なメンバー構成だけにチャンスは十分だ。直線の坂を上がってから豪快に突き抜ける。
相手は、プレノタート。重賞で毎回好戦してきた実績が伊達ではないことを示すか。穴は、放牧を挟み別馬の如く変身したルネッタアスール。
◎13サトノジュピター
○11プレノタート
▲9ルネッタアスール
△7ダイワズーム、14ココロチラリ
☆東京10R「オアシスステークス」(ダ1600メートル)
完全復活を遂げた、ゴールデンチケットでもう一丁いける。
昇級戦といっても、それは形だけ。もともと、ジャパンCダート(09年)3着をはじめ、GIレースで再三好戦してきた実力と実績の持ち主である。56キロ(前走58キロ)も強調材料で、ここはあくまで通過点。
相手は、休み明け2戦目で走り頃のバーディバーディと、東京ダ千六<3110>と安定感抜群のアドマイヤロイヤル。
◎8ゴールデンチケット
○3バーディバーディ
▲15アドマイヤロイヤル
△11シルクシュナイダー、13エーシンウェズン
☆福島11R「福島民友カップ」(芝1200メートル)
(2)枠(3)番と絶好枠を引き当てた、快速馬のフォーエバーマークが逃げ切りを決める。
昨年の桜花賞で5着に逃げ粘ったスピードは一級品。休み明けを1度使われた効果は絶大だし、裸同然の斤量53キロで闘えるのも強味だ。
相手は適鞍を得た、テイエムオオタカと、高松宮記念で好戦してきたアポロフェニックス。
◎3フォーエバーマーク
○10テイエムオオタカ
▲7アポロフェニックス
△5パドトロワ、9ブルーミンバー
☆京都11R「天皇賞」(芝3200メートル)
現役最強馬のオルフェーヴルが、阪神大賞典のリベンジ。
その阪神大賞典2着は、向こう正面で逸走するアクシデントによるもの。むしろ、200メートルも余計に走りながら2着に来たことに誰もが驚かされた。抜きん出た実力の持ち主なのは明らか。普通に走ってくればまず、負けることはないと確信する。
2着争いの筆頭は、同厩舎で昨秋の天皇賞馬トーセンジョーダン。3番手は、阪神大賞典でオルフェーヴルに土を付けたギュスターヴクライ。
◎18オルフェーヴル
○16トーセンジョーダン
▲8ギュスターヴクライ
△11ウインバリアシオン、15ヒルノダムール
☆京都10R「端午ステークス」(ダ1800メートル)
休養を挟んで2連勝中と、充実著しいハタノヴァンクールには逆らえない。ダートはここまで3戦3勝と無類の強さを発揮している。57キロでも期待して大丈夫。
相手は、東の新鋭イジゲン。穴なら、アントニオピサの逃げ粘り。
◎10ハタノヴァンクール
○イジゲン
▲14アントニオピサ
△3ラヴァンドゥー、5グッドマイスター
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。