そもそも基本的に公演に出演するのは16名であり、それ以上にメンバーがいるチームは“スタートメンバー”と“控え”が生まれる。
チームAは24人。前回の総選挙の結果やこれまでの実績、さらにファンからの注目度を見ると、高橋みなみ、小嶋陽菜、島崎遥香、川栄李奈、入山杏奈、矢倉楓子、宮脇咲良はほぼ確定。さらに、古畑奈和、武藤十夢、中村麻里子、中西智代梨らも兼任の話題性や最近の勢いから、ほぼ“スタートメンバー”になることは予想できる。
ここまでで11人。問題はここから残り5人だ。まず、正規メンバーに昇格したばかりのドラフト生や15期生は、まだ時期尚早ということで、市川愛美、達家真姫宝、田北香世子、西山怜那らはアウト。現実的には残りの9名がこの5枠を競うことになりそうだ。
この9名の中には、前回の総選挙でランクインしている片山陽加(34位)、菊地あやか(51位)、前田亜美(53位)、松井咲子(60位)らがいる。さらに、4期生として活躍してきた中田ちさと、グラビアで活躍する小嶋菜月や、最近バラエティ番組で頭角を現わしてきた岩田華怜、次世代を期待される森川彩香、藤田奈那。
菊地あやかはNMB48、岩田華怜はSKE48へのそれぞれ移籍を拒否してチームAの所属となったが、彼女たちが、“スタートメンバー”に残れる保証はまったくないと言っていいだろう。
ただ、最初に紹介したほぼ“スタートメンバー”は、メディア露出が多いものが多く、公演に出演する回数は限られるため、“控え”になったとしても、“スタートメンバー”の代役となることで、まったく公演に出演できないわけではない。さらに、メディアで活躍するメンバーは、センター付近のポジションのため、そのポジションで多くの公演に出演することになれば、ギリギリで“スタートメンバー”選ばれたメンバーより公演で目立つことができるとも考えられる。どっちが“おいしい”かは難しいところだ。
今回の大組閣で、AKB48グループのすべてのチームが16名以上になった。メンバーの本当の戦いは、ここから始まるのかのかしれない。