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映画が好調の山田涼介、俳優として名誉挽回か

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ジャニーズ事務所

 2017年9月23日から上映されている映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(KADOKAWA/松竹)が好調だ。同映画は、直木賞作家・東野圭吾氏の長編小説を映画化したもので、これまで舞台作品として何度も公演されてきたが実写映画としては初となる。

 同映画に主演しているのは、人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の不動のエース、山田涼介(24)が務め、山田にとっては「暗殺教室」(東宝)に続き二作目の映画主演作となった。

 山田といえば、2016年10月から放送された月9ドラマ「カインとアベル」(フジテレビ系)に主演として出演したが、放送開始前は山田にとって初の月9主演作であったことから話題になったものの、平均視聴率は8.2%と低調に終わり、それまで放送された月9ドラマのワースト視聴率を記録してしまった。月9ドラマそのものが低迷しつつあるのだが、この低視聴率は、山田にとっても苦い経験となったに違いない。

 そして、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が公開されたのだが、同映画は9月23〜24日の映画ランキングで首位を記録し現在も好調の様だ。作品の内容自体も、原作小説を知る層からは批判的な感想もあるが、概ね好評な感想が多く、同映画はひとまず成功と言えるだろう。山田にとって一番の代表作ともいえる暗殺教室を超える興行収入を記録することは難しいかもしれないが、このまま順調にヒットすると、俳優として名誉挽回することも可能だ。

 山田は、同映画以外にも人気漫画の実写映画「鋼の錬金術師」(ワーナー・ブラザース)にも主演しており、2017年12月1日から上映されることが決定している。漫画やアニメの実写映画化は、主にファンから批判される傾向にあるが、同じ漫画の実写化であった暗殺教室と同レベルの興行収入を記録することができれば、山田は映画俳優として、業界から重宝される存在となれるかもしれない。

 山田は、今のジャニーズ事務所が最も力を入れて育てたいタレントの一人だ。事務所やファンの期待に応えられる結果を出せるのだろうか?

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