大手出版社は軒並み週刊誌を発行しているが、ジャニーズ事務所のグループのカレンダーをめぐる“利権”を与えられた出版社は、所属タレントの痛烈なスキャンダルを掲載しないのが暗黙のルールと言われてきた。
2018年度は、Hey! Say! JUMPのカレンダーが「女性セブン」・「週刊ポスト」を発行する小学館、Kis-My-Ft2が「フライデー」・「週刊現代」を発行する講談社、Sexy Zoneが「フラッシュ」・「女性自身」を発行する光文社に割り振られている。
「ジャニーズは『週刊女性』を発行する主婦と生活社とは絶縁状態。そのほかでは『週刊文春』の発行元の文芸春秋、そして『週刊新潮』の発行元の新潮社とは“天敵”のような関係性でした」(週刊誌記者)
ところが、9月末「週刊新潮」に突如、年内いっぱいで芸能活動から身を引き、今後は同事務所のタレント育成やプロデュース業などに専念することを発表した滝沢秀明のインタビュー記事が掲載されたのだ。
そして、その内容は、先だって発売された「週刊文春」の記事を真っ向から否定するような内容だったのだ。
発売中の「週刊文春」によると、カレンダーの契約がまとまったのは滝沢のインタビューの掲載号の発売直後。そして、同誌の取材に対するジャニーズ事務所の回答によると、新潮社がティーン向けのファッション誌「nicola」などを発行していることから選ばれたというのだが…。
「ジャニーズとしては、『文春』でスキャンダルを連発され頭を抱えていた。そんな中、新潮社はオピニオン誌『新潮45』が休刊するなどかなりの苦境。そこで、ジャニーズが出した“助け舟”に新潮社が乗ってしまったようだ」(出版業界関係者)
今後、ジャニーズタレントのスキャンダルをめぐる「文春」VS「新潮」のバトルが激化しそうだ。