search
とじる
トップ > 社会 > スーパーが精算用の取っ手無しカゴを用意する理由

スーパーが精算用の取っ手無しカゴを用意する理由

 殆どの地域でスーパーで買い物した時のビニールの買い物袋が有料になって、マイバッグが当たり前になった。

 最近、複数の店を持つスーパーのチェーンにある傾向が見られる。通常、買い物カゴは取っ手が付いてるタイプで、レジで精算が終わった後も取っ手有りのカゴだった。ある時期から精算後は、取っ手無しのカゴへと商品が入れられるようになった。
 多くのモノを買った場合、取っ手が無いカゴは非常に持ちにくいため、嫌がらせか? と思われることがあったが、実はスーパーが抱える問題点と、仕方がない事情が潜んでるのである。

1.万引き防止の目印。
 買い物のビニール袋が全盛だった時代は、カゴを見るだけで精算ありか無しの見分けが簡単についたが、現在は殆どがマイバッグのため、見分けが付きにくくなった事情があり、店側の都合で目印という目的で取っ手無しのカゴを導入せざるを得なくなった。多くの買い物をした客にとってはレジから運ぶのが一苦労の場合がある。力がある人なら良いが、力が弱い人にとっては優しくないサービスだ。

2.客にとって不便になると分かっているのに、なぜ色違いの取っ手ありのカゴを導入しないのか?
 簡単に言えばコスト削減につきる。従来のカゴから取っ手だけを取り、精算用のカゴに新しく文字シートを貼るコストと、新しく色違いの取っ手ありのカゴを仕入れるコストを比べた場合、圧倒的に前者のほうがコストが安くつくからである。売上が年々下がるスーパーにおいてはコストが上昇することは死活問題であり、客の利便性を多少、犠牲にしてまでも店の経費は圧縮しなければならないからである。 

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ