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巨人 由伸監督に遅い掛かる「ドライチたちの反乱」

 球宴明け前の7月14日、高橋由伸監督(43)がコケにされた。同日のジャイアンツ球場は午前中が二軍、一軍が午後と時間を割り振っていた。その入れ替え時、二軍調整中のゲレーロに球団職員が指揮官との面談を勧めたが、断ってきたのだ。
 「6月半ばに二軍落ちし、その間、育成枠のメルセデスらが結果を残した。外野は亀井善行、長野久義、陽岱鋼の3人が打撃好調で、ゲレーロのプライドはズタズタです」(球界関係者)
 高橋監督も前向きな言葉を掛けるつもりでいたが、それもできなかった。しかし、別の見方も。要は、「求心力を失いつつある」と…。

 「澤村拓一の本心も分かりません」(担当記者)
 澤村が7月6日、国内FA権を取得した。そのことを聞かれ、チームへの謝意こそ述べたが、「シーズンが終わってから考えます」と、意味深なセリフを残した。'10年ドラフト1位の移籍は考えにくいが、こんな声も聞かれた。
 「澤村がセーブ王を獲得したのは'16年。同年オフ、新クローザーのカミネロの獲得が決まり、今季も中継ぎのまま。中継ぎは勝敗に関係なく、肩を作らなければなりません。クローザーは勝ち試合だけの登板。プライドの問題です」(同)

 小林誠司との間にもすきま風が吹き始めた。6月29日、小林はスタメンを外された。前日までの広島3連戦で計24失点というブザマな配球をしたためだが、実際は違った。
 「新人の大城卓三や3年目の宇佐見真吾がスタメンを務めていますが、チーム全体は『2人は経験不足だから仕方ない』と評価が甘く、配球ミスも許しているんです。勝負どころの9月もこのままだと、他球団につけ込まれますよ」(関係者)

 小林のバックには、阿部慎之助がいる。捕手の先輩としてダメ出しもするが、それは後継者として認めてのこと。また、阿部は控室では岡本和真のロッカーを自身の横に引っ越しさせ、「4番論」を説いている。それだけ阿部は影響力のある選手。その阿部が認めた後継者たちを冷遇し続ければ、チームは崩壊する。
 「3連戦で24失点の件は配球が悪いのではなく、データ分析の失敗を指摘する向きもあります」(同)

 球団首脳部は、高橋監督のもとで若手が成長したことを評価しているが、正反対の声もある。エース・菅野智之はベテランと一緒になっても質問すらしてこない若手に物足りなさを感じているという。
 澤村、小林、阿部、菅野、岡本―。ドライチたちの本心は「このままでいいのか!?」。高橋監督への反旗にも繋がりかねない。

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