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金本阪神「超変革第2弾」血の入れ替えリスト(2)

 金本監督もいずれ“責務”を果たさなければならない時がくる。失敗して『下』を向いたままの選手は切る必要がある。“負け犬根性”の染み付いた選手は、今の阪神には「いらない」と思っている。
 「星野仙一・現楽天副会長が阪神指揮官だった'02年オフと同じ規模での『血の入れ替え』が行われるかも」(前出・関係者)

 前述したように、今の阪神は他球団に“人材の宝庫”とも見られている。一時期は阪神側からトレードを申し込んでも、「欲しい交換要員がいないから」と断られていた。しかし、成長した若虎の潜在能力に、他球団の編成部員による評価も一変した。前向きな意味での大型トレードも十分に考えられる。
 「目先の話をすれば、金本監督がいま最も欲しているのは救援投手です。不安要素を抱えた藤川球児と、相手球団に研究されたマテオだけでは夏場を乗り切れないと見ている。リリーフ投手の緊急補強要請が、現場からフロントに届けられたようです」(前出・在阪記者)

 “最終兵器”もある。藤浪晋太郎のリリーフ登板だ。
 藤浪は9日の千葉ロッテ戦で打球が右手親指を直撃するアクシデントに見舞われ、病院に直行している。骨には異常がなかったものの、ピッチングが再開できたとしても、ボールに本来のキレが戻るまで、ある程度の時間が掛かるだろう。
 「藤浪の抜けた穴を、新人の青柳晃洋で補ったのも金本監督らしい」(同)

 チャンスに飢えた先発タイプはいるものだ。だったら、「調整」の名目で、一定期間だけでもリリーフ登板させるという。
 「本当の目的は他の救援投手を発奮させるためです。今の阪神には『捨て試合』を作る余裕はない。いま発奮しなかったら、救援陣は“超変革第2弾”の標的にされますよ」(前出・関係者)

 藤浪は去年までのチームを振り返り、「こんなモンでいいのか!?」と下を向いたままの同僚たちに疑問と憤りを抱いていた。その気持ちは、当時まだ解説者だった矢野燿大一軍作戦兼バッテリーコーチがインタビュアーを務めた関西系メディアの前で爆発した。
 そんな藤浪の想いは、矢野コーチから金本監督に伝えられた。だから開幕直後、藤浪を野手走者並みに走らせたのである。

 藤浪に付いていけるかどうか…。脱落するのなら、たとえキャプテン鳥谷敬であっても、金本監督は切り捨てるつもりだ。

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