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阪神・和田監督とオリックス・森脇監督 交流戦までもつのはどっち!?

 「怒りが頂点に達し、現場関与に踏み切るとの情報が絶えません」(在阪記者)

 関西のプロ野球ファンは裏切られた思いだろう。球団創設80周年を迎えた阪神はオフの補強失敗が響き、下位に低迷。片やオリックスは超大型補強に成功しただけに“Xデー”に関する具体的な情報さえ飛び交っている。
 「オリックスの宮内義彦オーナーは怒り心頭です。40試合経過して借金が2ケタ残っていたら、危ないとされています」(同)

 4月16日のソフトバンク戦から5連勝し、12あった借金を7まで減らしたが、森脇浩司監督(54)の厳しい状況は変わっていない。
 「昨季、巨大戦力のソフトバンクと互角に戦った勝因は攻撃的な投手継投と機動力です。勝利投手の権利獲得までアウトカウント1つとか2つまで迫ったところでも、ダメだと判断すれば容赦なく救援を送り、最後はクローザーの平野につないで逃げ切っていました。1点を積み上げていく攻撃も、大型補強の影響で振り回す雑なスタイルを取らざるを得なくなってしまった」(ベテラン記者)

 救援投手陣は不振、故障でそろって二軍落ちしている。森脇監督に同情的な声も聞かれるが、首位戦線に浮上できなければ「一流戦力を扱えない」という評価になるのは仕方ない。
 「一方の阪神経営陣は現場を信じる方向性ですが、最近は毎年のように株主総会でタイガースの話題が取り上げられ、このままというわけにはいかない。キューバから助っ人を連れてくる動きもあるようですが、自慢の打線がリーグワーストでは、1人入ったくらいでは話にならない」(前出・在阪記者)

 去る4月21日の対DeNA戦、和田豊監督(52)は“大胆な行動”に出ていた。横浜スタジアムは今季からナイター照明機をLEDに変更。電球の数は従来から1割程度減ったが、逆に「まぶしい。外野フライを追っているとき、照明が目に入る」といった声が続出していた。不慣れ故の一時的な苦情だが、同日、阪神は“ぶっつけ本番”で臨んでいる。
 「試合には勝ちましたが、もし結果が悪ければ、こういう大事な部分を楽観視している首脳陣は責任を問われかねません」(同)

 80周年のメモリアルだからこそ監督を途中交代させる醜態をさらすわけにはいかないとする声もあれば、「だからこそ、手遅れにならないうちに」と進言する向きもないわけではない。
 昨季のセ・パ交流戦途中、西武ライオンズは低迷する伊原春樹監督の辞表を受け取った。その後チームは立て直されたが、この序盤戦の大敗が響き、CSには届かなかった。今季は関西の両球団が“決断”をしてもおかしくはない。
 さて、どちらが先?

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